共有データを「なぜ変えた?」が明確になる(かも) 『Dropbox』ファイルにコメント機能追加
オンラインストレージサービス『Dropbox』には、ファイルやフォルダを共有することができるので、オフィスやグループ、サークルや家族が共同で作業する際に重宝しているというケースも多いのでは? ただ、同時にさまざまな情報が編集されてしまったり、いつの間にか書き換えられてしまっていたり混乱が生じることもありがち。
そんな状況に対応するため、『Dropbox』がすべてのファイルにコメント機能を新たに追加。オンライン上で『Dropbox』のファイルを編集する際、プレビュー画面を開いたままでファイル上でチャット形式のコメントのやり取りができるようになります。
コメントする際、「@名前」かメールアドレスの入力で相手のメールに通知が送信され、『Dropbox』アカウントを持っていない相手でもファイルの共有リンクを送れば会話に招待可能で、その人はファイルの閲覧もできます。
また、更新の通知を受け取るファイルを選択できるため、重要でないファイルのやりとりの通知配信を停止することができるほか、他のユーザーのコメントが不要な際の設定も可能。さらに、マイクロソフト『Office』ファイルにコメントがあり、自分がファイルの所有者である場合、ブラウザ内でファイルを編集することまで可能で、『Office Online』やデスクトップ版のアプリで編集でき、変更内容は『Dropbox』にも保存されます。
このコメント機能は、日本時間4月29日には『dropbox.com』で提供を開始。携帯版のサービスも間もなく開始予定とのこと。『Dropbox』でグループで活用する際にはさらに便利になることは間違いなさそうです。特に、『Office』のファイルやPDFを複数で編集する際に役立つのでは? 他のサービスとの使い勝手の違いも気になりますが、いずれにしても、共有データを「なぜ更新した?」と揉めずに、その理由が明確にするべく活用したいところです。
Dropbox
https://www.dropbox.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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