最新作も絶好調!今さら人には聞けない『シュレック』シリーズの楽しみ方

(C) 2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

昨年の12月18日から最新作が3D・2D同時公開中の『シュレック』シリーズ。インパクト抜群のビジュアルや、「アニメはちょっと…」なんて理由で敬遠している人も多いのでは? そんなアナタの為に、ガジェット通信一芸記者のMr.ストレンジがその魅力をたっぷりご紹介します! 『シュレック』シリーズとは、1990年に発表されたウィリアム・スタイグの絵本『みにくいシュレック』を原作とした、全編CGのアニメーション映画。その面白さを語るにはまず、製作会社であるドリームワークスについて説明しなければならないでしょう。

ドリームワークスは、かのディズニー社のアニメ部門のトップに君臨し、『アラジン』『ライオン・キング』等のヒット作を次々と世に送り出してきたジェフリー・カッツェンバーグが、会長との軋轢の末に袂を分かって設立したと噂される会社。そんなルーツが関係している…のかどうかは定かではありませんが、『シュレック』シリーズは既存のディズニー作品に対するアンチテーゼを軸に、痛烈な皮肉ともとれるブラックユーモアを随所に散りばめた結果、感動的で素晴らしい出来に仕上がったという、まさに魔法のような作品なんです。

それが最も顕著なのが、アカデミー長編アニメ映画賞の栄誉にも輝いたシリーズ第1作。“美しい王子と美しい姫が恋に落ち、幸せに暮らしましたとさ”。変則的なパターンも存在するものの、ご存知の通りディズニー作品などによく見られるこの筋書きに対し、“美しく高貴な者しか物語の主役となれず、幸せにもなれないのか?”とブチ上げ、人々に恐れられながら沼で暮らす醜い怪物・シュレックと、昼と夜で全く別の顔を持つヒロイン・フィオナの恋を描いた物語に、多くの人が魅了されました。フィオナの両親との波乱の対面に始まり、様々なキャラクターの思いが交錯する2作目、王位継承と妻の妊娠という大きな問題への葛藤を中心とした3作目に続き、全米では興行成績で初登場1位(約64億円)を記録した今作『シュレック フォーエバー』でも、そのエッセンスは余すところなく発揮されています。

完結編となる今回のテーマはズバリ“倦怠期”。愛する妻と子どもやロバのドンキーら友人たちに囲まれ、何不自由ない生活を手に入れたかに見えたシュレック。そんな彼を、「自由気ままだった独身時代に戻りたい」という衝動が襲います。前3作で積み重ねてきたモノを壮大な前フリとして利用するあたり、流石です。

そんな僅かな心の隙を、“ペテン師”と呼ばれる魔法使い・ランプルスティルスキンにつけ込まれ、異世界へと迷い込んでしまうシュレック。そこは自分が存在しないパラレルワールドで、最愛のフィオナに見向きもされないとあってはさあ大変。果たしてその結末やいかに!?

たかがお子様向けと侮るなかれ。落涙必至のフィナーレを、是非とも劇場でお確かめ下さい。

※ Shrek Forever After(TM)&(C) 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

※この記事はガジェット通信一芸記者「Mr.ストレンジ」が執筆担当しました

■関連記事
さしこのくせに生意気だ!AKB48単独初冠番組に向けての不安と期待
AKBをフッてフッてフリまくれ!究極の恋愛妄想ゲーム『AKB1/48 アイドルと恋したら』をレビュー
Gmailが初めての人に教えてあげたいちょっとしたこと
恐竜型ロボット『PLEO』が『PLEO RB』として生まれ変わって帰ってきた!
ふいんき←なぜか変換できる!?『Google 日本語入力』のサジェスト機能を検証してみた

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 最新作も絶好調!今さら人には聞けない『シュレック』シリーズの楽しみ方
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング