静かに助けを求められる小型防犯ガジェット「Revolar」が開発中
想像してみてほしい。不審者に付きまとわれたり、行く手に凶暴そうな人が立ちはだかったりしたとき、あなたはどうやって身の安全を確保するだろうか。
大きな声で周りの人に助けを求めたり、携帯電話で110番したりというのがまず考えられる。だが、時としてそうした行動は相手を刺激してしまう可能性がある。
そこで、相手に感知されないまま静かに助けを求められないか、という視点で開発中なのが「Revolar」。ボタンを押すだけで、登録した人に連絡が届くようになっている。
・登録した人にSOS発信
Revolarはユーザーのスマートフォンと連携させて使う。専用アプリで連絡先を登録しておけば、身の危険を感じた時、Revolarのボタンを押すだけで、危険にさらされていることを登録した人に通知できる。
もちろん、GPS機能があるので居場所も発信され、通知を受けた人は現場に駆けつけられるというわけだ。ボタンを押した後に身の安全が確保できたら、ユーザーは緊急モードを解除できる。
・手の届くところに
Revolarは2.5センチ四方とかなり小型なので、ポケットにしのばせたり、またはひもを通す部分があるのでキーホルダーにつけたり、クリップでシャツにとめたりすることが可能だ。
できる限りさっと手をのばしやすいところに持っておくと、万が一のときに、自然な形ですぐに助けを求められる。
このガジェットは、米国在住の開発者の妹が、2回も身の危険にさらされた経験が開発背景にある。身の安全をいかに確保するかというのは、大人も子供も関係ない時代になっている。このガジェットも選択肢の一つとして検討する価値はあるだろう。
現在、資金調達サイトKickstarterで出資を募集中で、今なら50ドルで入手できる。海外発送にも対応する。キャンペーンは5月9日までとなっている。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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