風来坊の力也 博多から新宿まで1200kmヒッチハイクの旅 3日目
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風来坊力也のヒッチハイク旅
3月31日のLIVE放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv215950874
風来坊力也の旅日記
本日は観光。
広島県は大久野島にやって来た。
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昔この島は地図に乗らない幻の島だった。
旧日本軍により毒ガス製造が行われた島で、島の存在自体が極秘扱いだった。
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大勢の犠牲者を生んだ大久野島、そんな陰気な場所に何故わざわざ来たのか。
それはこの島が、恐ろしい過去とは裏腹に、めっちゃカワイイ癒しスポットだからだ!!
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大久野島、通称『うさぎ島』
この島には野生のうさぎが約700匹生息する。
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フェリーで10分、春休みとあって観光客でギュウギュウ詰め。
この島に来る人はみんな餌を持参してやって来る。
島に到着してすぐ、うさぎ発見。
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1匹や2匹ではない目の前に20匹近くモフモフのカワイイうさぎがわんさかいる!
ここのうさぎは人が大好きで、近づくと向こうから走ってやってくる。
鼻をヒクつかせ指をペロペロと舐めた。
餌をあげると2本足で立ち上がり夢中で食べてくれる。
その姿に心がキュンキュンする。
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うさぎを眺めていると自然と笑顔になる…周りを見渡せば、みんな笑顔でうさぎの虜になっていた。
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島から一望出来る景色は素晴らしく息を飲んだ。
何より感動したのは、廃墟と化した発電所跡地だ。
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廃墟好きにはたまらない。
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朽ちてボロボロの扉、剥がれかけた天井、植物に飲み込まれていく巨大な建造物。
無機物でありながらツタが脈打つ様子は、まるで命を与えられたかのようにも見える。
帰り間際、巣穴から顔を出した子うさぎと遭遇する。
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愛らしい姿でチョコンと座ってこちらを見てくる。
このまま子うさぎと一緒に野宿しようか迷ったが、断腸の思いで島を後にした。
必ずまた来よう、最高の癒しスポットだった。
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このまま尾道まで電車移動する。
尾道は映画好きなら1度訪れてみたい街だ。
『転校生』『さびしんぼう』『時をかける少女』『ふたり』『あした』
大林監督の映画作品の舞台となった街で、まるで迷路のように複雑に入り組んだ道と坂道が特徴的だ。
尾道の駅を出ると『ふたり』の劇中歌『草の想い』が頭の中に流れ出した。
明日はこの街を観光しよう。
そして映画『転校生』であった階段を転げ落ちるシーンを是非我が身でやってみたい。
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# 風来坊力也の「ひとり旅部」
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