WiMAX対応バッテリー内蔵モバイルルーター『WMX-GWBA』を使ってみた。
アイ・オー・データ機器の『WMX-GWBA』はWiMAXに対応したバッテリー内蔵モバイルルーターだ。 WiMAXといえば高速通信が魅力だが、本機があれば複数のPCでその恩恵を受けることが出来る。 使い方は対応するデータカード(『WMX-U』、『WMX2-U』シリーズ)を『WMX-GWBA』に接続、あとはブラウザー上で設定を行うだけだ。
まず最初に気になったのはデザイン。 丸みを帯びた独特なフォルムは、かたつむりを彷彿とさせるユーモラスさで、多くのモバイルルーターが角張った(悪く言えばゴツイ)印象を与えるのとは対極的だ。 大きさは手のひらサイズで重量も130gと持ち運ぶにも苦にならない。もちろんモバイルルータとして欲しい機能は基本を押さえ充分だ。 MACアドレスの指定によるアクセス制御や、例えばノートPCはWPA方式、ゲーム機器はWEPで……、とセキュリティ方式を別々に設定することが可能。ボタン一つで接続設定を行うWPSにも対応している。
本機器で「これが欲しかった!」と思ったのが無線LANアクセスポイント機能。 これはホテル等で有線LANしかない場合において、別売りの『ETX3-US2』を使用すると本機がそのまま無線LANのアクセスポイントになるというものだ。 出張等で出かけたもののホテルに無線がない……といった状況でも複数台のPCや、有線LANポートを有していない機器でもネットをすることが可能となる。
では実際どうなのか? 本機を1週間ほど試用してみたが、結論から言えば非常に快適だった。 都内在住の記者はiPhone及びノートPC持ちだが、移動中であろうと常に実速で1M以上の回線が確保され速度面では申し分ない。 また移動中は鞄の中に無造作に入れておいたが、本機からWiMAXデータカードが全く抜けなかったこともポイントだ。 『WMX-GWBA』とデータカードが一体となっており”ひょんなことからデータカードが外れ回線切断”という目には一度も遭わなかった。
更に(アナログな方法で恐縮だが)建物の構造上WiMAXの電波が途切れがちな自宅においても、窓際に『WMX-GWBA』を設置することでWiMAXによる高速通信の恩恵を受けることが出来た。これは個人的に嬉しい結果だ。 もちろん、より一層の小型化や(現在も3時間半の使用が可能だが)より長時間での使用など望めばキリがない。 まずはWiMAXのエリアも拡大している現在、多くのユーザーに本機を使用しWiMAXでの高速通信を実感してみてもらいたい。
■関連記事
コミケ会場にソフトバンクのWifi忍者登場
auケータイを無線LANルータにできる『NEX-fi』とau初のモバイルルータ『Wi-Fi WALKER DATA05』
地デジ放送の新たな視聴形態を提案するデジタルライフ推進協会が設立
【レビュー】大事な映像をデジタル保存『I-Oデータ GV-USB』(ニコ生テスト有)
録画したハイビジョン映像を持ち出そう。アイ・オー・データ、iVDRに対応したハイビジョンメディアプレーヤー『iV Player』を発売
インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201
TwitterID: higeoyaji
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。