「おいしい」はdeliciousだけじゃない。yummyもちょっと違うよ~マガジンハウス担当者の今推し本『食いしん坊Kayoのおいしい英語』

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こんにちは。マガジンハウスです。春ですね。新しい何かを始めたいですね、ね! 今まで幾度となく挫折した(決めつけ)英会話なんていかがですか? 英語がからきしダメだったアラフォーOLが、たった一年でペラペラになった――そんな自身の体験をもとに書いた「全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL Kayoの『秘密のノート』」が2013年1月に発売されるや、またたくまにベストセラーとなり、今やイギリスに留学する日本人のロールモデルにもなった“kayo”こと重盛佳世さん。彼女がこのたび、新たに本を出すと聞き、どんな本なのか直接、伺ってきました!

――――ナイストゥーミーチュー、kayoさん! いきなりですが、1冊目も2冊目(2014年4月発売の「全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL Kayoの『秘密のノート』 とことん初級編」)も学習本っぽかったのに、今度のはちょっと違うんですね。
kayo 「はい、食中心にしました。食事にまつわる英会話を学びつつ、箸休め的な読み物を大幅に増やし、イギリスの食文化についてもたくさん書いています」

――――どうして食なんですか? Whyなぜに?
kayo 「それは私が食いしん坊だから(笑)。いちばん初めにイギリスでホストファミリーの家に行ったとき、とても空腹だったのに“お腹が空いた”と英語で言えなかったんです。それがすごく残念な思い出となってるんですね。それに、これだけ食べることが好きなんだから、“おいしい”という言葉のバリエーションもいっぱい知りたいし、レストランやパブでの注文の仕方も色々知っていたら素敵だなと思って」

――――確かに、食に関する英語がわかっていれば、日常会話の9割ぐらいはカバーできますね。(※あくまで個人の感想です)
kayo 「みんな食べることは好きですよね。この本の担当編集の方もそう。だから、2冊目を作っていた時も、昼食を一緒に食べながら、“ねえ、夕飯、どうする?”なんて相談してたぐらい(笑)」

――――エンドレスですね! Kayo さんは料理もお好きなんですよね。食材を買うところから始まって、レシピの読み方、ホームパーティでの会話など、食オンリーといえども多岐に渡って網羅されているのがよかったです。
kayo 「イギリスはグルメに乏しいと思われがちですが、幸い私のホストマザーは料理上手で、おいしいものをたくさん作ってくれたんです。また私は泊まり歩きの天才でもあって(笑)、いろんな方のお宅を訪ねては、お食事を一緒に囲んだんですね。滞在のお礼に日本のご飯を作ったりして」

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イギリスのお友達からリクエストされる日本食は、寿司が圧倒的に多かったそう。「花寿司も作りましたよ。見た目がきれいでとても喜ばれました」

――――ホームパーティって、生の英会話が飛んでそうですね。
kayo 「勉強になりますよ~。これは本に書くの忘れちゃったんですが(笑)、食事の後、おばあさんが、“plumb tuckered”って仰ってて、私はわからなかったんですね。聞いたら、それは“満腹”って意味だったんです。学校では教わらない言い回しでした」

――――ほかにも、学校では教えてくれない生の英語を学ぶ方法は?
kayo 「パブ! 私はお酒は飲めないんですが、食事と会話を楽しみにパブに行っていました。もちろん、スラングもたくさん飛び交っているので、使い分けが必要です。パブで知り合ったおじさん達は、わざとスラングを使って“kayo、わかるか?”なんて言ってくるんですが、実際に私が真似して口にすると、“kayoは使っちゃダメだ”、“日本の皆さんにはちゃんとしたイギリス英語を伝えなさい”って言うんです(笑)」

――――さすが紳士の国(笑)。この本にも、パブのおつまみメニューなどが紹介されていますね。どれもおいしそうです!
kayo 「おいしいですよ。パブはお酒を楽しむだけでなく、私のような下戸でも通えるし、日曜に家族でパブにランチを食べに行ったりもするんです」

――――パブでいちばんおいしかったメニューはなんですか?
kayo 「パブに限ったものではないのですが……ジャケットポテト!」

――――本でも紹介されてますね、イギリスのどんぶりって。
kayo 「ええ。丸ごと焼いたジャガイモを割って、いろんな具材をトッピングしたもの。これは私、ハマりました」

――――お話を伺っていると、kayoさんの英語力がいちばん上がったジャンルが“食”なんですね。
kayo 「そうです! そして、イギリスが好きでイギリスに住みたいから、大好きな人たちともっとしゃべりたいから、というのが、私の英会話力アップの原動力ですね」

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キュートなkayoさん。「イギリスで出会う日本の方は、私の本を読んでくれている人が多いんです。でも、みんなお勉強ネタよりも私が本に書いた失敗ネタのほうをよく覚えてて、話題にされちゃう(笑)」
(写真・山城健朗)

今週の推し本

■『食いしん坊Kayoのおいしい英語』(重盛佳世 著)
ジャンル : 実用
ISBN : 9784838727322
定価 : 1296円 (税込)
発売 : 2015.03.20
[http://magazineworld.jp/books/paper/2732]/

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