Googleが検索に新機能をリリース 質問意図をくみ取ってより的確な答を提供
Googleは3月19日に記者発表会を開催。『Google 検索』の新機能として、ユーザーの質問キーワードに対してより的確な答を分かりやすく表示する機能をリリースしたことを発表しました。
従来の検索結果は、検索キーワードに対して関連性の高い検索結果をウェブサイトへのリンクとしてリスト表示していました。新機能により一部の検索結果については、ユーザーの質問に対する答えを提供している可能性が高い内容を抜粋してカード状のスニペットで表示します。
たとえば「Googleの由来」と検索すると『Wikipedia』でGoogleの名前の由来を説明している個所を引用したスニペットが検索結果の一番上に表示されます。スマートフォン用アプリもパソコン版も同様に検索結果を表示。ユーザーの質問の意図をくみ取って、より的確な答えを提供するために追加された機能で、検索結果の順位に関係なく、答を提供している結果を優先して表示することになります。
この形式で検索結果を表示するのはまだ一部のキーワードに限られていますが、発表会では「ブラジルの国旗の由来」「認証保育園とは」「iPS細胞とは」といったキーワードの検索結果に答が提供されていることをデモで披露したほか、「じゃんけんの由来」「首都圏の定義」など、答が提供されているキーワードが紹介されました。
ちなみに、発表会ではキーワードが書かれた紙が入ったフォーチュンクッキーが配られました。筆者のクッキーには「じゃんけんの由来」「フランスの国旗の由来」「健全な精神」のキーワードが。「健全な精神」で検索したところ、「健全なる精神は健全なる身体に宿るの解説」が答として表示されました。どんなキーワードが新機能に対応しているか、いろいろ検索して調べてみるのも面白いかもしれませんね。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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