風来坊の力也 北海道から九州まで2400kmヒッチハイクの旅 10日目「京都 祗園」

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風来坊力也のヒッチハイク旅
3月17日のLIVE放送

風来坊力也の旅日記

京都の町は綺麗だった。
福井からヒッチハイクで170km移動に成功。
京都についたら絶対観光しようと決めていた。
舞子さんのいる町、一元さんお断りの店がある町、お寺が多い町、お茶漬け出されたら帰らなければならない町。
行ったことの無い自分でも京都の地域情報がスラスラ出てくる。

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祇園に到着。
この町は夜になるにつれ美しさを増す。
落ち着いた町屋、料理屋の明かりが路を照らして、厳かな雰囲気を作り出していた。

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京都の町を堪能し、桂川サービスエリアに向かって歩いていると奇妙な事が起こった。
坊主頭の小学四年生くらいの男の子が裸足で走り去っていった。

時刻は午前3:00、こんな時間に朝練か?頑張るなーと特に気にもしなかったのだが裸足だったのが気になった。
そこで生放送を見ているリスナーに聞いてみた。

「こんな時間に裸足で走る男子小学生ってなんか怖いよね」

当然同意するコメントが流れるかと思われたが、皆揃って意味が分からない様子。
そんな男の子は見ていないと言う。
そんな筈はない、確かに横を走り去っていった。
近くに居た二人の作業員に声を掛ける。
確かに走り去っていく男の子を見たと言う。
内心ホッとする、やっぱり男の子は居たのだ。
しかし映像には写らなかったらしくリスナーの間で霊ではないかと騒ぎになった。
確かにその男の子は、灰色がかった薄い印象だった。
同じく作業員の方も、白く薄い印象の男の子だったと言っている。

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とにかく深夜に裸足で駆けていく子供はただ事では無いため作業員の方が警察を呼んだ。
事情聴取、ありのままを伝える。
あまりに情感タップリ説明してしまった為、婦人警官が怯えだす。ごめん。
生まれて初めて霊を目撃してしまったのかもしれない。
だがまだ半信半疑、確信には至らない。
少し進んだ先で交通事故の張り紙を見つける。
確信に変わった。
霊は本当に、存在したのだ!!

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その後、生放送の映像を検証、しっかりと走り去る男の子の映像が残っていた。
霊ではなく、ただ朝練に勤しむ男の子だった。
どっと疲れた…時刻は5:20、寝袋にくるまりさっさと寝た。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「風来坊の力也」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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