山口俊一・内閣府特命担当大臣閣議後会見 「きゃりーぱみゅぱみゅもテレビで見ている」(2015年2月27日)
2015年2月27日9時15分頃より中央合同庁舎第8号館で開かれた山口俊一内閣府特命担当大臣の記者会見で、クールジャパンに関する質問をすることができました。ここではその部分を抜粋して紹介します。
※参考 山口俊一・内閣府特命担当大臣閣議後会見 「(クールジャパン会議を)できるだけオープンに」(2015年2月10日)
https://getnews.jp/archives/811552 [リンク]
※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。
クールジャパン戦略に関する質問(抜粋)
ーークールジャパン戦略推進会議の第二回が開催されたかと思います。以前の会見で、大臣ご自身からなるべくオープンにというお話でしたが、第二回も冒頭大臣・副大臣挨拶でメディアは退出という形でした。もし何か壁があるのならばどういったことなのか、お聞かせ頂きたいというのがまず一点。あと、サンライズの宮河社長だったり、アソビシステムの中川代表の発表があったかと思います。そちらのご感想があれば頂ければと思います。
山口大臣:一つは、前の会見の時に申し上げたのですが、改めてお話しをお伺いさせて頂いたところ、やはり商売の機微に触れる部分がおありになるということで、資料の一部をこの間出さないでほしい、ということもありました。そういったことで、正直にというとおかしいのですけれど、包み隠さずいろいろなお話をして頂いて、議論を深めていきたいものですから、そういった形を取らせて頂いたということで。ただ、できるだけ議事録は詳細に、ご本人それぞれのご確認が得られ次第しっかりと出していきたいと思っておりますのでお願いします。
アソビシステムにしても、それぞれ非常に興味のある、しかも意欲のあるお話をして頂いておりますので、我々としてはそれをしっかりどういうふうな形でサポートできるか、お助けできるか、あるいはメンバーの間でお互い刺激をしあって、あるいはそれぞれ名刺交換をして頂いて、じわじわと親しくなってきて頂いておりますので、そこらへんでコラボというか、いろいろな形での化学変化を起こしてくれたらありがたいな、と。
同時に、いろいろな意見が出た中で、やはりクールジャパンが動き出して2年半になるわけなんですね。じゃあどういった成果があるのか、どういった方向で今後行くんだといったことを、もう少し考えてほしいという意見もありましたので、そこでしっかりと検証というのではないですが、定量的に見るのは非常に難しいんですけれども、効果が出ていたのか、今後どういう方向がいいんじゃないのかといったことを、ちょっと整理をしていきたいと思います。
ーーちなみになんですけれど、大臣ご自身は『ガンダム』をご覧になったり、きゃりーぱみゅぱみゅをお聴きになったりすることはあるのでしょうか?
山口大臣:ガンダム世代ではないんですが、大変興味があって、お台場のやつも見に行ったことがありますし、きゃりーぱみゅぱみゅはちょいちょいテレビで拝見しております。
「きゃりーぱみゅぱみゅ」で噛む
2015年2月25日に第二回のクールジャパン戦略推進会議が開催されました。稲田朋美前大臣時のクールジャパン推進会議は自由討議までメディア・一般人も傍聴可能で、前回の会見時にできるだけオープンにしていきたい」と発言しましたが、出席者から「商売の機微に触れる部分がある」ということになり、クローズドな会議になるようです。
筆者が入手した会議の資料には、サンライズの宮河恭夫社長が『ガンダム』、アソビシステム代表の中川悠介氏が海外発信プロジェクト『もしもしにっぽん』( http://www.moshimoshi-nippon.jp/ )などの発表が含まれていました。それを踏まえて、『ガンダム』やきゃりーぱみゅぱみゅについて質問してみたところ……山口大臣が「ぱみゅぱみゅ」で噛んで言い直す場面もあったことを付け加えておきます。
会見終了後、言い足りない部分があったのか「ピンクレディーが流行ったでしょ? あの時おかしかったのが、年配の議員さんが”新しいカクテルが出たんだ”と言うわけですよ。そういうことがないように努めています」とコメント。複数の担当を兼務する山口大臣ですが、クールジャパン政策にどれだけ比重が置かれるのか、注視したいところです。
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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