死霊館の呪いの人形“アナベル”が『山口敏太郎の妖怪博物館』を偵察 ここで見られるオカルトな品々とは?
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2月28日に待望の日本公開を控える映画『アナベル 死霊館の人形』。今作に登場する呪いの人形アナベルは、米コネチカット州のオカルト博物館に収蔵され、定期的に神父の祈祷を受けている実在の人形をモチーフとしている――。
そんな今作だが、実際に撮影に使われたアナベル人形が現在来日中。どうやら彼女は、東京・お台場デックス東京ビーチにある『山口敏太郎の妖怪博物館』にとても行きたがっているらしい。通だな。
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ということで、アナベルちゃん来ちゃった。
東京・お台場『山口敏太郎の妖怪博物館』
作家でありオカルト研究家である山口敏太郎さんが運営する『妖怪博物館』は、氏が保有する様々な“いわくつき”の品々や、世界各国のオカルトなアイテムを展示している民族博物館だ。
今回は特別に、山口敏太郎さんご本人にそれぞれのアイテムを解説してもらうことに。やったね、アナベル!
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団体で入ると入場料が安いことに気付いたアナベル。たまたま『妖怪博物館』に遊びに来た少年たちの仲間のふりをし、一緒に中へ。
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アナベル「おじゃましまぁ~っす」
秘密結社 フリーメイソン
山口「ここではフリーメイソンの関連アイテムを展示しています。未来を予言するイルミナティカードもありますよ。みんな、フリーメイソンって知ってる? アナベルちゃんはアメリカ人だから知ってるよね」
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アナベル「知ってる知ってる~ あたりきよ」
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アナベル(知らなかった……)
人が死にまくる呪い面
山口「これは京都のお寺に封印されている“呪い面”。実物はあんまり人が死ぬんで、こちらには写真を展示してます」
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山口「日本の呪いの面と、アメリカの呪いの人形が夢の共演ですね。猪木とハルク・ホーガンの共演みたいなもんですね!」
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アナベル「あたしが……ハルク・ホーガン……?」
幸運の象徴 ツノウサギ
山口「これは米ワイオミング州のツノウサギの剥製です。カウボーイのあいだで幸せのアイテムとされていて、ツノウサギのミルクを飲むと病気が治るとか、いろんないわれがあります」
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アナベル「人を幸せにするなんて偉いわ。あたしはどんどん不幸にしたいタイプよ」
吸血生物 チュパカブラ
山口「チュパカブラっていうのは非常にやばい吸血生物です。夜しか出ないと言われてるんだけど、その正体は狂犬病にかかった犬なんじゃないかなぁ」
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アナベル「あたしに牙むくなんて生意気じゃない……こらしめてやる」
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スタッフに制止されました。
まばたきをする人形
山口「これは夜中にまばたきをするというおじいさんの人形なんですね。お人形同士仲良くするんだよ」
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アナベル「夜中以外はまばたき我慢してるのかしら? つらいわね」
・瞳が浮かび上がった月光仮面
山口「これは月光仮面の人形。“目まで細かく描いてあって精巧ですね”と言われたんだけど、実はそんな目は元々描いてなかったんですね」
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アナベル「怖っ……ふ、ふ~ん、まぁあたしのほうが可愛い目してるわね」
・“苦”を避ける絵馬
山口「こちらは絵馬のコーナーです。これは“苦”の文字をくり抜くことで、“苦”を避けるとされる絵馬なんですね」
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アナベル「避けさせやしない 避けさせやしないわよ……苦しめてやるんだから……」
映画のなかで夫婦に捨てられた恨みを突如思い出してしまったアナベル。下手なことをされたら困るので、そろそろおいとますることに。
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山口「アナベルちゃん、今日は楽しかったかい?」
アナベル「楽しかったわ。でもやっぱりいちばん恐ろしいのは私だったわね」
山口敏太郎さんに映画『アナベル 死霊館の人形』の感想を聞いてみた
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今回、オカルトな品々の解説をしてくださった山口敏太郎さん。呪いや心霊にまつわるものに沢山触れている山口さんは、映画をどう観たのでしょうか。
山口「僕らは実際に呪われたものとかいっぱい見てますからね。そうするとあの映画で描かれる話がいかに本当かっていうのは分かりますよ。多くの人はああいうのを作り物だと思うだろうけど、ああいう現場は実際にしょっちゅうあるんです。人間が錯乱して襲い掛かってきたり、手首を切ろうとしたりね。霊感が強い人が見ると色々感じるものもあるんじゃないかな。とにかく“アナベルちゃんはガチ”ですよ。ホント」
山口さんに「これはガチ」とお墨付きをいただいた最恐ホラー『アナベル 死霊館の人形』は2月28日より全国公開です! どうぞ、お楽しみに。
映画『アナベル 死霊館の人形』:http://wwws.warnerbros.co.jp/annabelle/[リンク]
山口敏太郎の妖怪博物館:http://odaiba-decks.com/entertainment/post/shop84.php[リンク]
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