激しい罵倒 さく裂する張り手 映画『セッション』J・K・シモンズの鬼教師っぷりがヤバい
鬼教師のもとで葛藤するジャズドラマー志望の若者の奮闘を描いた映画『セッション』(4月17日より日本公開)。本日その予告編が解禁され、パンク仕込みの凄腕ドラマーでも泣いて逃げ出す、J・K・シモンズの鬼教師っぷりが公開されました。
<ストーリー>
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は、伝説の鬼教師フレッチャー(J・Kシモンズ)のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば偉大な音楽家になるという夢は叶ったも同然。だが、待ち受けていたのは常人には理解できない“完璧”を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠……。ニーマンの精神は追い詰められていく。恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマンの運命とは……。
予告映像の冒頭では、自身の夢である世界的なジャズドラマーへと大きな1歩を踏み出し、晴れやかな表情を浮かべる主人公のニーマン。ジャズバンドが奏でる軽快なリズムが心地よく響きます。……しかし、J・Kシモンズ扮(ふん)する鬼教師フレッチャーが登場すると空気が一変。突如、狂気に満ちたレッスンが幕を開けるのです。
「テンポが速い」「今度は遅い」と執拗にニーマンを追い詰め、挙句の果てにはモノを投げ、頬が赤くなるまでビンタを繰り返すフレッチャー。激しく演奏を繰り返すニーマンの手には血がにじみ、スティックも赤く染まります。なんとこの血は、吹き替えなしで実際にドラムを叩き続ける役者本人の血なのだとか……。「よしっ」と演奏を止め、ホッとした表情のニーマンに向かって「始めから」とサラッと言ってのける“ドS”のフレッチャー。あんたはどこまで鬼なんだ!
2014年のサンダンス映画祭で「大胆」「危険」「熱すぎる」と悲鳴に近い賞賛を受けてグランプリおよび観客賞のW受賞を果たした後、本年度のアカデミー賞では作品賞、助演男優賞(J・K・シモンズ)など計5部門にノミネートされている本作。
弱冠29歳で長編監督デビューとなったデイミアン・チャゼルが、実際に名門音楽学校で挫折した経験をベースにしたオリジナル脚本と言うのだからまた驚きです。
映画『セッション』予告編(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=dOHtzIdTO4E
映画『セッション』公式サイト:
http://session.gaga.ne.jp/
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