PIONEER DJがファイル・ミュージックDJシステムの新機種を発表

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PIONEER DJがファイル・ミュージックDJシステムの新機種を発表

PIONEER DJがこのたび、ファイル・ミュージックを再生する2つのDJ用プレイヤー、ミキサー、そして大型7インチのカラー・ディスプレイを備えた、複合型のホーム向けDJシステムを発表した。

つい先ごろ、CDJの操作性をそのままにファイル・ミュージックの再生に特化(光学ディスク・ドライヴ非搭載)したプレイヤー、XDJ-100を発表したばかりだが、このたび発表したXDJ-RXもまた、これまでのPIONEER DJの技術を踏襲しつつ、いまやクラブの現場でも主流になりつつあるファイル・ミュージックの再生、プレイに主眼を置いた一体型のホームユース機だ。

本気の特徴のひとつは、まず2つのプレイヤーで再生している楽曲情報を7インチの大型ディスプレーで確認できることだ。これにより、これまでの一体型のシステムの”PCDJのコントローラー”といった感覚のものから、よりファイル・ミュージックに特化したスタンドアローンなシステムになった。音源を入れたUSBのストレージをさせば、DJが可能となる。

またもうひとつの特徴は、CDJやミキサーなどで培ってきたプロフェッショナル・モデルと同様の機能/UIレイアウトを採用したことだ。

楽曲の管理はPIONEER DJによるオリジナルのフリーのアプリ、rekordbox™(Mac/Windows/iOS/Android各ヴァージョンあり)によって行うことができる。プレイリストの他、アプリにはBPMやキーなども解析し、管理できる他、XDJ-RX他、PIONEER DJのCDJなどでも使用できるループやキュー情報も設定できる。

ホームユースのXDJ-RX+rekordbox™にて、楽曲の組み合わせを考えたプレイリストや、さまざまなアイディアをUSBストレージに詰め込み、現場のCDJ-2000NXSでプレイも可能となる。

またUSBストレージだけでなく、LAN接続(無線も可能)したPC/Mac、スマートフォンからのrekordbox™経由で音源供給も可能となっている他、TraktorなどのPCDJのコントローラーとしても使用可能。

またターンテーブルなどの入力にも対応し、ミキサーとしての使用も可能だ。

DJ-2000NXSでのUSBストレージによるプレイが、現在のDJたちに大きな支持を得ていることを考えれば、ホームユース主眼とはいえ、どちらかといえばiPadでの接続の下でのプレイを主眼においた同社の一体型コントローラー、XDJ-R1などよりも、DJ-2000NXSの2台連結+USBストレージによるプレイに近いといえ、よりプロフェッショナル志向といえるだろう。それでいて、これまでPCDJのコントローラーとしての側面しかなかったDDJ-SZなどの同社の一体型のプロフェッショナル・モデルに比べると、よりスタンド・アローンなファイル・ミュージック志向の機材とも言える。これまでの機材ラインナップの延長線上にありながら、新たな方向性を示した機材と言えるだろう。

先にあげた光学ドライブを排したXDJ-100と同様、PIONEER DJのデジタル・データでのクラブ・プレイを主眼にした新たな路線が見え隠れしているのではないだろうか。

もちろん音質にもPIONEER DJらしい高音質を目指した設計が為されている。

ちなみに本気は24bit/44.1kHzまで再生可能(ということはハイレゾも)。ファイル形式はMP3、AAC、WAV、AIFFといったファイル・フォーマットに対応している(FLACやALACに非対応なのがもったないない!)
(河村祐介)

・製品ページ
http://pioneer.jp/dj_dancer/cdj/controller/xdj-rx/


http://youtu.be/coYP7YR7M9o

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