ゲーム『鉄拳』開発者が映画版『鉄拳』に嫌悪感「あまりにもひどいデキの映画だ」

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対戦型アクションゲーム『鉄拳』シリーズのプロジェクトディレクターをしている原田勝弘氏が、ハリウッド映画版『鉄拳』を酷評している。映画版『鉄拳』は2010年3月10日に日本でプレミア上映され、8月11日にブルーレイとDVDが発売されたばかり。それだけに、原田氏の酷評コメントが大きな波紋を呼びそうだ。

原田氏は、短文が書き込めるブログサービス『Twitter』で「ハリウッド映画版はひどいデキだ。まったく興味がないよ。われわれ開発者は作品に対してまったく口出しできない契約になっていた」と発言。自身がディレクターを務めている『鉄拳』の映画版なのだから普通ならばほめてもいいものだが、かなりムカつくデキだったようで、毒舌になっているようである。

原田氏は他の人たちから映画版『鉄拳』についていろいろと質問されているのだが、返答するのも嫌になったようで「私に映画版について質問しないでほしい。もう話したくないんだ」ともコメントしている。そもそも、日本のゲームや漫画がもとになってハリウッド映画化された作品はハズレが多い。そこそこ当たっている映画といえば『バイオハザード』シリーズぐらいではないだろうか?

ハリウッド映画版『ドラゴンボール』や『ストリートファイター』も結局は駄作と言われている。『ドラゴンボール』にいたっては、作者の鳥山明先生が映画の冒頭で「脚本やキャラクター造りは原作者としては、え? って感じはあります」と異例のコメントを発表している。「モチロン自分もおかしいと思っていますよ!」と観客に言っておきたかったのかもしれない。

今回の映画版『鉄拳』に関しても鳥山先生と同様の考えで、「原作と映画を一緒にしないでほしい」という気持ちが強くあったから出たコメントなのだろう。まあ、あくまで映画は作品の幅を広げるオマケ的な存在として考え、ゲーム本編を楽しもうではないか(オマケでもいらない?)。

画像: 『Twitter』より引用

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