米ゲームメーカー「PS3で苦戦しているのでWiiでソフト出した」

access_time create folderエンタメ ガジェ通

ソニー・コンピューター・エンタテインメント(以下、SCE)の人気ゲームハード・プレイステーション3(以下、PS3)。非常にクオリティの高いゲームソフトが発売され、多くのファンが存在するものの、世界的なシェアで考えればまだまだのようである。いちばんのネックは本体価格で、日本を例にしていえば、Xbox360が19800円なのに対し、PS3は39980円だ。据え置き型ゲームハードとして日本ナンバー1のシェアを持つWiiは25000円で販売されており、ブルーレイディスクプレイヤーとして考えたとしてもゲームをメインに楽しみたい人たちにとっては、割高感が否めない。

このことについてニュースサイト『Bloomberg』の記者は、「人気スポーツゲームソフトの「マッデンNFL」シリーズを発売するエレクトロニック・アーツ(EA)は2年にわたる赤字に歯止めをかけるため、Wii専用のソフトを数タイトル発売することとなった」と報道している。つまり、アメリカのこのメーカーは実質、PS3の苦戦をWiiでの成功で補填していることになる。

では、PS3の値下げは今後ありえるのか? このことについて同記者の取材によると「SCEアメリカのマーケティング担当シニア・バイスプレジデント、ピーター・ディル氏は値下げの計画は当面ない」と伝えており、当編集部が取材した『ソニーさんに聞きました! PS3は値下げするんですか?』という記事でも、「いまのところPS3の値下げや実質値下げの予定はありません」と返答を受けている。つまり、日米のどちらのSCEもPS3の値下げを否定していることになる。

確かに、ここ最近発売されているPS3のゲームソフトは非常に魅力的で、「家にひきこもってゲームに没頭したい!」と思えるものが多いが、まだPS3の本体を持っていない人にとって実質4万円の出費は大きな壁となっている。

ここ数日、『ツタヤオンライン』にてPS3の40ギガモデルが29880円で販売されており、非常に人気を博し、売り切れと再入荷の繰り返しとなっているようだ。1万円安くなっただけでこの売れ行きはすごい。SCEが1万円安くすれば、かなりのPS3ブームが到来するだろうが……。さて、どうなることやら。
 
イラスト: ピョコタン
 
 
こんなゲームに関する記事もあります
【ツタヤに聞きました】ツタヤがPS3を2万円台で販売! だけど黒字です!
誰も知らない幻の『バイオハザード』を知っているか!
【ゲーム雑誌の秘密】ゲームの記事でいちばん大変な仕事は〇〇〇!
【カプコンさんに聞きました】『バイオハザード6』『バイオハザード7』の真相直撃!

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 米ゲームメーカー「PS3で苦戦しているのでWiiでソフト出した」
access_time create folderエンタメ ガジェ通
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。