オリンピックも夢じゃない! マイナースポーツでいますぐ日本代表になる方法
2014年は、ソチオリンピックに始まって、サッカーワールドカップ、テニスなど、まさに日本代表YEAR! 俺も一度でいいから選手としてあんな歓声を浴びてみたい! けど日本代表なんて夢のまた夢……と思ったアナタ、実は案外そうでもないんです。
サッカーやテニスなど、超メジャースポーツで日本代表になるのはほぼ不可能ですが、国内の競技人口が数十人程度のマイナースポーツであれば、社会人になってから始めても十分可能性はあります。実際、筆者は23歳で世界最古の球技スポールブールを始めて、24歳で日本代表になりました。
・世界最古の球技スポールブールとは?
スポールブールは、金属製のボールを転がして、目標球に近づけたり、ターゲットに当てたりするスポーツ。ボウリングやカーリングの起源とも言われており、その歴史は4,000年前のフランスに遡ります。フランス・イタリア・旧ユーゴスラビア諸国で盛んなスポーツで、旧フランス植民地やイタリア系移民が多い南米やオーストラリアなどにも根付いています。
・目標は2年に1度の世界選手権
筆者の場合、本業はサラリーマンなので、普段は主に週末を練習に充てています。大会が近くなると早朝や深夜を活用して練習時間を補います。目標は2年に1度開催される世界選手権。2015年は10月にクロアチア・リエカで開催予定です。
・日本代表として歓迎を受けられる
世界選手権は、30ヶ国超から代表選手が集い世界一を争う、まさに晴れ舞台。その他にも、だいたい年に1~2回は連休や有給を利用して、オーストラリアや中国、トルコなどに遠征しています。どこに遠征しても日本代表として歓迎され、世界各国の代表選手たちと交流できるのも、日本代表の大きな魅力のひとつです。
・現在絶賛選手募集中
ちなみに、スポールブールは、2015年世界選手権を目指す日本代表候補を絶賛募集中です(女子・ジュニアの次回世界選手権は2016年)。日本では超マイナーなスポールブールですが、実は準オリンピックに位置付けられるワールドゲームズの正式種目であり、次のオリンピック種目候補の一つでもあります。
・オリンピックの夢が描ける貴重なスポーツ
日本代表になれる可能性のあるマイナースポーツは数多くありますが、オリンピック出場の夢が描けるスポーツは貴重です。我こそはという方は、ぜひエントリーを!
・マインドスポーツの日本代表も
その他、スポールブール以外の日本代表になりやすい競技を紹介していきます。たとえば、日本将棋のルーツともいわれるシャンチー(中国象棋)では、「トップアスリート育成プログラム」として、日本代表候補を募集しているようです。こちらはチェスや囲碁などに代表されるマインドスポーツですが、日本代表になりたいけど体力には自信がないという方にはぴったりかもしれません。
・普及の途上にあるスポーツ鬼ごっこ
これから普及しようとしている、新しいスポーツも狙い目です。「スポーツ鬼ごっこは、誰もがいまからでもトップレベルを目指せるスポーツ。皆さんも将来の日本代表を目指しませんか?」と鼻息荒く語るのは、国際スポーツ鬼ごっこ連盟理事長兼スポーツ鬼ごっこ日本代表監督の羽崎貴雄さん。
・新スポーツで世界チャンピオンを目指す
将来のオリンピック正式種目に向けて、2016年には第1回ワールドカップの開催も予定されており、第1回優勝国を目指すとのこと。鬼ごっこは昔から世界中に存在する遊びですが、スポーツ的要素を加えて生まれたスポーツ鬼ごっこは、なんと日本発祥。まだ世界でもマイナーなこの新スポーツなら、世界チャンピオンも狙えるかもしれません。
・地域活性化のための珍スポーツも
正式なスポーツではないけれど、主に地域活性化を目的として毎年同じ場所で開催されている珍スポーツの世界大会もあります。おすすめは、ニューヨーク郊外のイサカという町の野菜市場で毎年12月に実施されているルタバガカーリング(野菜カーリング)世界選手権。
・カブを投げ合う世界選手権
カーリングストーンの代わりにカブを投げ合うこの大会は、誰でも各国代表として参加可能です。今年の世界選手権は、2014年12月20日(土)に開催予定。2014年の締め括りは、日本代表として過ごすのもいいかもしれません。
さまざまな日本代表が狙える競技をご紹介してきましたが、さらに詳しく知りたいという方は、下記のイベント「日本代表ナイト」に参加してみてはいかがでしょうか。筆者が語り手となり、日本代表の魅力を思う存分伝えます。ぜひみなさんも日本代表に!
・イベント情報
「日本代表ナイト」
日時:2014年12月17日(水)19:00~22:30
会場:リトルトーキョー内BARジャノメ(東京都港区愛宕1-2-1)
参加費:ワンドリンク制
参加方法:予約不要
主催:リトルトーキョー(語り手:森川寛信)
記事: Buzz+ バズプラス http://buzz-plus.com
執筆: 森川寛信
Via: 日本代表ナイト
森川寛信
自由大学「じぶんスタイル世界旅行」教授。大手ゲーム会社に勤務する傍ら、世界最古の球技「スポールブール」日本代表として、2005年から2013年まで5回連続世界選手権出場(2007年世界10位)。海外出張、スポールブール遠征、世界放浪、世界一周新婚旅行などで訪れた国は50ヶ国以上。
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