【実泊した】セルリアンタワー東急ホテル『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』は完全に“ステージ”が違った

セルリアンタワー東急ホテル

東京渋谷の高層ビルの代名詞とも言える『セルリアンタワー』。2012年4月にできた『渋谷ヒカリエ』が地上高182.5mと『セルリアンタワー』に迫る高さであるものの、『セルリアンタワー』は184mでいまだトップクラスの高さを誇っています。

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今回はこの『セルリアンタワー東急ホテル』に赴き、『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』が実際にどんな内容であるのかを確かめてきました。
渋谷に数少ないデラックスホテル『セルリアンタワー東急ホテル』、地上高だけではなくホスピタリティの高さでも、もちろん有名です。一体どんな様子だったのか、写真を交えながら紹介してみたいと思います。

※すべての写真を閲覧するにはガジェット通信からどうぞ

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日常の延長線上の非日常

実は2014年9月にセルリアンタワー東急ホテルでは28~30階の3フロアをリニューアルしました。
「和と洋のクロスオーバー」をテーマに、ベッドプランの変更や壁紙等の改装、家具のグレードアップ、室内LED化などが行われました。
カラーコンセプトとして用意されたのは『利休カラー』と『さくらカラー』の2パターン。
落ち着いた和風の配色と、くつろぎやすいベッドやソファなどの調度品の組み合わせは、まさに「よい塩梅」という日本語を体現したかのようなたたずまい。

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今回、ステイしたのはまさにリニューアルしたばかりの29階『さくらカラー』のルーム。
室内に無駄な派手さはありません。これはもちろん良い意味で。
くつろぎと安心を与えてくれる落ち着きある室内は、品の有る空気に満ちています。

まず驚いたのは、「静かであること」。言葉で言い表すのは簡単ですが、都会の中心部で、ここまで静けさを確保できているのは特筆すべきことだと感じました。高層階だから地上の音が届きにくいという物理的な理由もあるでしょうが、室内に音が届かないようにする配慮も当然になされています。空調はきちんと働いているにも関わらず、無駄な音が全く無いのもその一端でしょう。

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そして、目に飛び込んでくるのは渋谷一帯を中心に、新宿・神宮方面から羽田方面まで一望できる景観。スカイツリーと東京タワーが同時に眺められる部屋なんて……!

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実はこの高さ、これ以上高いと地上の人の動きが見えなくなってしまい、これより低いと周りの建物が視界に入ってきてしまうという絶妙な高さなのです。

そして、バスルームからもこの景観を楽しむことが出来てしまいます。バスタブに身を沈めながら眺める夜景は、ドラマでも映画でもない現実。

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夜が深まるほどに美しさを増す東京の夜景。いつも見ている渋谷駅を全く違うものに変えてしまう力がこの部屋にはあるのだなあ、としみじみ思ってしまうほどでした。

クリスマスプランとは

まず『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』の概要から。

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このプランは「お部屋でゆったり過ごすクリスマス」をテーマにした宿泊プラン。
期間は2014年12月13日(土)から12月25日(木)、料金は1室2名利用で70,000円~280,000円となっています。料金にはルームサービスでのディナー、ホテル内での朝食のほか、プラン限定特典のクリスマスケーキとシャンパン(ハーフボトル1本)が付いてきます。

今回試したのは『スカイビューステイ』プラン(67,000円~96,000円)。

他にもエグゼクティブフロアの特典が使用できる『エグゼクティブステイ』プラン(74,000円~104,000円)や、スイートルームでの『スイートステイ』プラン(240,000円~280,000円)などが用意されています。

ルームサービスでのディナーは繊細そのもの

今回の『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』におけるクリスマスメニュー、写真を交えながら紹介していきましょう。

アミューズ・ブーシュ
聖夜の小さな一皿

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こちらは鶏肉のガランティーヌ。鶏肉の中にドライフルーツ(イチジク)などの具を巻いて加熱し、アッシェしたトリュフとレバーのソースにユリ根、ピスタチオがトッピングされています。鶏肉を軸に、様々な味が肉の美味しさを引き立てるべく噛み合います。トリュフが心地いいほどに香ばしいです。

前菜
マリネサーモンのミキュイ イルミネーションのイメージ

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ミキュイとは食材に微妙に火を通す調理法。やんわりと火が回ったミディアムのサーモンには、魚の臭みはもちろんありません。もっちりとした身はもちろん、皮からも魚の旨味だけが感じられます。
色とりどりのソースと赤カブのアクセントはまさしく味のイルミネーション。味わったことのある「美味しいもの」の要素が舌の上で優しいグラデーションを描きます。

スープ
赤カブのポタージュ

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淡い色の淡い味のスープ。しかし旨味は淡いどころか、土の恵みを感じるような根菜の旨味をハッキリと感じることが出来ます。雪のように消える舌触りと野菜の美味しさは、本当に繊細です。

魚料理
ズワイ蟹と帆立貝のクネル仕立て

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クネルとはお肉や魚介をすり身にして固めたもの。ズワイ蟹の身が乗せられたクネルは非常に滑らか。新蒸(しんじょう)を思わせる食感からは帆立の味わいが優しく感じられます。焼き目が付けられたホワイトソースからは、カニと帆立が主張してくるハッキリとした味わい。食べる箇所によって海の旨味を様々な形で楽しむことが出来る一品です。

肉料理
ニュージーランド産 牛フィレ肉のポワレ シェフからの贈り物

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非常にやわらかな赤味は、ナイフを押し付けるだけで簡単に切れるほど。口の中で繊維がほぐれるかのような食感です。赤身肉特有の噛みしめるほどに広がるジューシーな美味しさは、甘く仕上げられたセロリのピューレやマデラ酒の芳醇なソースと非常にマッチします。

デザート
フルーツの盛り合わせ

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中途半端な甘さのフルーツはちょっと損した気分になりますが、美味しいフルーツはそれだけで十分なご馳走となります。今回のフルーツはこれらのディナーのデザートとしてふさわしい、十分な甘さの果物ばかりです。

クリスマスケーキ
インルームダイニングプラン限定 ミニケーキ

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ホワイトチョコレートで作られたカヴァーは、眺めていても飽きない品の良さで彩られたクリスマスツリー。
その白いツリーを持ち上げると、中から出てくるのはマスカルポーネチーズに身をまとったブッシュ・ド・ノエル仕立てのムースケーキです。
中にはふんだんに使われた苺とラズベリーソース。ベースのタルト生地は塩気も感じられるハードかつ軽い口当たりです。

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ケーキ本体は、ディナーの後でもペロリと食べられてしまうくらいの軽さがある甘さ。その代わりと言っては何ですが、外側のカヴァーのホワイトチョコレートはしっかりと甘いので、ちょっと苦めのコーヒーか温かい紅茶が進みそう。

料理全体に言えることは、全体に角が無く口当たりが滑らかなこと。濃厚だけれども、強引さは無い、上品な味わいです。

そしてどれも「全く食べたことのないもの」ではなく、むしろ「どこかで味わったことのある美味しさ」なのですが、その「美味しさ」の部分だけをしっかりと取り出して凝縮しているのが見事でした。

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高品質な時間を得たい人に

“当たり前”であることは大前提。その“当たり前”の一つ上を行く部屋と料理、そして最高の夜景。今回のセルリアンタワー東急ホテルの『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』を通して感じたのは、「高級であるということは、何一つ手を抜かない」ということでした。

質の良い空調の部屋でぐっすりと睡眠をとった翌朝、ガーデンキッチン『かるめら』で初老のシェフが目の前で焼いてくれたオムレツを食べながら、しみじみと「手を抜かない」事の大切さを感じました。

クリスマスの夜、大切な人と上質なサービスと落ち着いた景色の中で過ごしたいという人は『クリスマス2014 インルームダイニングプラン』を是非検討してみてください。

渋谷の真ん中に「日常の延長線上の非日常」がありますよ。

■お二人だけのクリスマス『X’mas インルームダイニング』宿泊プラン|東京・渋谷 セルリアンタワー東急ホテル 2014年12月13日(土)~25日(木)
http://www.ceruleantower-hotel.com/room/plan/2011-2-1-1.html#point

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オサダコウジ

慢性的に予備校生の出で立ち。 写真撮影、被写体(スチル・動画)、取材などできる限りなんでも体張る系。 アビリティ「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」 「寒い場所で耐える」「怖い場所で驚かされる」 好きなもの: 料理、昔ゲームの音、手作りアニメ、昭和、木の実、卵

TwitterID: wosa

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