キャストも絶叫! 『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』4DX上映会&舞台挨拶レポート
11月23日、シネマサンシャイン平和島にて『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』4DX上映イベントが開催された。2013年4月よりテレビアニメが放送され国民的大ヒットとなった『進撃の巨人』。今回のイベントでは、上映作品中の様々なシーンに合わせて座席が動いたり、風が吹いたり、霧が吹き出したりという臨場感がたっぷり味わえる4DXで上映された。上映会にはエレン・イエーガー役の声優・梶裕貴さん、ミカサ・アッカーマン役の声優・石川由依さん、アルミン・アルレルト役の声優・井上麻里奈さん、監督の荒木哲郎さんの4名が登壇し、作品へのコメントやお客さんと一緒に4DX作品の鑑賞を行った。
上映前の舞台挨拶で、梶さんは「舞台挨拶は何度もしていますが、映画館で本編を観たことがないのですごく楽しみです。予告編を4DXで体験したんですが、想像以上の揺れ、風、水……?という感じです」とコメント。石川さんは遊園地にも似たような感じのがありますよね。今日は2時間も体験できるとワクワクしていましたが、予告編を観たら思いの外すごかったのでみなさん覚悟してください」とコメントした。井上さんは「今日この会場が、20倍というものすごい倍率だったということで、選ばれし勇者だと思います。みなさん最後まで生き残れることができるようがんばってください」とコメントした。
また、3人とも本編の前に予告編を4DXで体験しており、口をそろえて「想像以上にすごかった」とコメントし、4DX未体験の方が多い客席からはざわめきが起きていた。
荒木監督は「テレビから映画にするときに風を増やしたので自分自身が生き残ることができるか心配です。ミカサやアルミンの声である石川さんや井上さんの悲鳴も混じって聞こえるかもしれないと思うと非常にレアな体験だと思います」とコメントした。
揺れる! 濡れる! 風が吹く! すごいぞ4DX!
『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』は、テレビ版を再編集した総集編2部作の前編。今回上映される前編は1話から13話までを再編集した作品となっている。テレビ版でも恐怖を感じるほどの迫力があった巨人や、疾走感、躍動感溢れる立体機動装置などが劇場のスクリーンで体験できるということで期待しているファンも多いだろう。本編も楽しみなのはもちろんだが、今回は4DXで『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』を体験できるということで記者も身を持って『進撃の巨人』の世界に飛び込んでみた。
4DX初体験である記者。揺れたり水が飛び出たりということで、乗り物酔いしたり、水びたしになるのかと少し不安を抱きながら上映を迎えた。テレビ版でも心をわしづかみにされた超大型巨人登場のシーンや壁を突き破るシーンなど、早速序盤から座席が揺れっぱなしで興奮の度合いが増して行くのを感じた。巨人が登場するシーンでは一歩一歩進む度に座席が大きく揺れ、立体機動装置のシーンでは、座席の動きによる躍動感はもちろん、風が吹き出す演出により、さらに疾走感や臨場感を味わえた。細かいところでは「ここで!?」というシーンでの座席連動もあり、思いっきり身体で作品や世界観を味わえた。序盤こそ動きに圧倒されてスクリーンに集中できなかったが、後半では4DXとの相乗効果で『進撃の巨人』の世界に没入することができ、今までにない映画鑑賞体験となった。
上映後、改めて『劇場版「進撃の巨人」』を観終えた感想を井上さんは「穴をふさぐシーンに向かってみんながひとつの目的のために命をかけるというのが、アニメを作っていくためにやってきたことそのままだなと思って、改めて当時の感情も思い出しました」と、作品と自身を重ねての想いを語った。石川さんは「第1話から自分のやっていることはあっているのかと思いながら、テレビ版は緊張しながら観ていました。映画は、自分の声とか考えずにミカサ目線で自分が観ているような感覚で観られました」と、梶さんは「テレビ版のときよりも全体がよく見えたと思います。それぞれのキャラクターにドラマがあって、命があって、犠牲の上で初めて人類の勝利があったんだなと思いました。ミカサって強えーな!、アルミンがいなかったらエレン戻ってこれなかったな、とか改めて思いました」とそれぞれコメントした。
2015年には劇場版後編が、2016年にはテレビアニメ2期が決定した。原作もアニメも絶好調の『進撃の巨人』の今後にも目が離せない!
劇場版「進撃の巨人」
http://www.shingeki.tv/movie/
ネットで流行っているものを追いかけていたら、いつの間にかアニメ好きになっていました。 http://com.nicovideo.jp/community/co621
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