部屋を汚さず、簡単に野菜を栽培!屋内用の水耕野菜栽培スマートキット

Plantui

都会に暮らしながらも、家庭菜園を楽しんでいる人もいるだろう。そう聞くと多くの場合、ベランダでの植物栽培をイメージするかもしれない。

今、資金調達プラットフォームIndiegogoでキャンペーンをおこなっているフィンランド発の「Plantui」は、そういったイメージを覆す“スマートガーデニング”キットだ。

土は不要、水耕栽培のスマートキット

「Plantui」の植物栽培には、土は要らない。水と光だけで植物を生育する屋内用水耕栽培キットだ。フィンランドでは、国を挙げて野菜の生育技術に力を入れており、非常に高度な技術を有していて、このキットの開発にもそうした背景がある。

使用方法はこうだ。ボウルのような形状をしたプランテーション本体は、いわゆる植木鉢のようなもの。底側にはカプセルを入れる穴がいくつかあけられていて、天井にあたる部分には、LEDのライトが設置されている。

一般的には、土に植物の種を植えるところ、「Plantui」では代わりに“植物カプセル”を底部の穴にセットする。このカプセルには植物の種とともに、生育に必要な分の栄養素が同梱されているのだ。あとは水をあげて、ライトをオンにするだけ。

コンピューターから調節可能、しかも低電力

ユーザーはコンピューターを通じて、「Plantui」のコントロールがおこなえる。希望に合わせて生育スケジュールを設定したり、光の強さや水やりのサイクルを調節したりできる。

人工光ではあるものの、太陽光と同じくらいの働きをしてくれるので安心だ。そうなると心配になるのが電気代などのランニングコストだが、常時使用状態で、毎時120キロワットの使用電力となり、1年間で30ドル以下の電気代しかかからないため、そういった意味でも心強い。

Plantui2

キットは植物の生育状態を検知し、それに合わせてキットの天井部分が伸びていき、最大2メートル程度の植物生育に対応できる。例えばトマトであれば、120日間の育成期間で20キログラム分のトマトが収穫できる見込みだという。

「Plantui」キットには、直径29センチメートルのタイプ「Plantui Smart Garden」と、45センチメートルの「Plantui Plantation」2種類が用意されている。トマトやキュウリなどの栽培には大きいタイプがおすすめ。

土要らずで汚れない!家庭で新鮮安全な野菜を

「Plantui」では土が不要なため、部屋を汚したり、虫がわいたりする不安も少なく、屋内の栽培に適している。外国産の野菜に使用されている農薬や土壌汚染の問題が取り沙汰されているが、「Plantui」なら自家栽培なため、安全で新鮮な野菜を口にすることができる。何より、自分の手で育てた野菜を収穫する喜びは何物にも代えがたい。

ハーブやサラダ用の青菜、食用の花の栽培をしたりと、野菜好きな人、野菜不足に悩む人たちの夢が広がる。興味がある人は、「Plantui」のキャンペーンに参加してみてはいかが。

Plantui

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