スマホをポラロイドカメラに早変わりさせるケースが開発中
撮ってすぐにプリント写真を見ることができるポラロイドカメラ。スマートフォンなどの浸透で陰が薄くなっているが、そのスマホをポラロイドに変身させるケースを、フランスのスタートアップ「Prynt」が開発中だ。来年にも、資金調達サイトKickstarterに登場する。
■プリント時間30秒以下に
使い方は簡単。スマホをケースにセットして、専用アプリで撮影すれば、ケースからプリントされた写真が出てくる。
現在の試作品では、プリントに約50秒かかり、しかもセットできるプリント用紙は1枚だけ。しかし、今後改良を重ね、最終的にはプリント所要時間は30秒以下、用紙10—30枚をセットできるようにする。
■ビデオが閲覧できるAR機能も
スマホで撮った写真をその場でプリントして相手に渡す―。これだけでも十分使えるが、Pryntにはさらにひねりが加えられている。
そのひねりとは、拡張現実(AR)機能。シャッターを押す前後が自動的にビデオ撮影され、そのデータはクラウドに送られる。そして写真を受け取った人は、アプリを立ち上げたスマホにその写真をかざすと再生ボタンが現れ、ビデオが閲覧できるというものだ。
例えば、披露宴などで新郎新婦と招待客の写真を順番に撮り、その写真を渡してそれぞれに写真とビデオを楽しんでもらう、なんて使い方もできそうだ。
■Kickstarterで99ドルから
スマホ撮影をより楽しくしてくれそうなこのケース、手始めにスクリーンサイズ4インチ対応のものを製品化する。その後にiPhone 6やGalaxy Noteといった5インチ以上のタイプも続く。
来年早々にも展開予定のKickstarterキャンペーンでは、4インチタイプが99ドルの出資で入手できる見込み。「いち早く入手したい!」という人はPryntのサイトでメール登録すると、キャンペーン開始を知らせてもらえるようだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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