鉄拳すげえぇぇ! ディズニーと異色コラボで『ベイマックス』の“パラパラ漫画”PVを公開
12月20日(土)より日本公開となる、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ベイマックス』。本作は、幼くして両親を亡くし、最愛の存在であった兄タダシをも謎の事故で亡くしてしまったひとりぼっちの天才少年ヒロが、心とカラダを守るために作られたケア・ロボット“ベイマックス”と共に、失った絆(きずな)を取り戻す感動のアドベンチャーです。
このほど、『絆』や『振り子』といった優れたパラパラ漫画の映像作品で、お笑い芸人としてだけでなくクリエイターとしても高い評価を集める鉄拳さんが、独自の視点で描き下ろしたオリジナルのパラパラ漫画作品を制作。ディズニーの正式な採用を経て、プロモーションムービーとして公開されました。
「ベイマックスが、兄のタダシに代わってヒロを守る、大事にする気持ちが伝わればいいなと思って描きました」と語る鉄拳さん。彼が描き下ろしたパラパラ漫画は、本編のストーリーとは距離を置いたオリジナルなものですが、ヒロの天才ゆえの孤独と、そんなヒロを心配する兄タダシの信頼関係を忠実に表現。タダシがいなくなりふさぎ込むヒロの前に、タダシが願いを託して作り上げたケア・ロボット、ベイマックスが現れます。最初は拒否しつつも、次第に痛みを乗り越えていくヒロの姿と、最愛の兄タダシに重なるベイマックスの優しさを見事に捉え、緻密に描き出した作品となっています。
本作のプロデューサーであるロイ・コンリは「彼のパラパラ漫画は大好きだね。彼とは何度かやりとりをして進めてもらったけど、最終版は本当に素晴らしい出来となったよ。描き続けて、パラパラ漫画も作り続けてほしいね。本当に最高だ!」と絶賛。さらに、監督のドンとクリスも、「絵を気に入ったよ。とてもキュートでかわいい。すごく魅力的で、ストーリーも素晴らしい。ありがとう!」とコメントし、鉄拳さんの描いたパラパラ漫画、そして彼の作品が表現した優しさに魅了された模様です。
実は、ディズニー・アニメーション・スタジオ作品のプロモーションに、スタジオ以外のクリエイターがオリジナルストーリーの映像を作ることは異例中の異例。今回は、日本のカルチャーを徹底的に研究し、ディズニーの“日本愛”を注ぎ込んで作られた作品ということ、鉄拳さんの描くパラパラ漫画が映画のテーマを見事に描き切っていることから、特例の公認PVとして配信されることが決定したそうです。ディズニー史上でも、非常にレアな作品と言えます。
1か月間で1000枚以上という驚くべきハイペースで描き上げられたこの映像作品は、テーマソングであるAIさんの『Story』とも見事にマッチし、本作への期待をさらに高めてくれます。
『ベイマックス』鉄拳「パラパラ漫画」オリジナルPV(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=exoUTB4tck4
『ベイマックス』公式サイト:
http://ugc.disney.co.jp/blog/movie/category/baymax/
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