日テレのバンキシャ!が『ラブプラス+』について捏造報道の疑い

チラシの裏

今回はでかちょさんのブログ『チラシの裏』からご寄稿いただきました。

日テレのバンキシャ!が『ラブプラス+』について捏造報道の疑い
またまたやってくれました。

オレたち紳士のための『ラブプラス』を「キモヲタが金を落とすネタ」みたいに報道してくれました。

まず熱海には現在スタンプラリーなど『ラブプラスまつり』で平日土日と 全国から彼氏さん達が集まっています。

そんな中、(追記:金曜から『バンキシャ!』の取材目撃情報がありました)金土日に「熱海駅前で日テレの取材を受けたw」という報告がネット上で多数寄せられ、「熱海に行ってるヤツらへ!日テレのスタッフにはヘタな事は言うんじゃない、どうせ編集されてキモイヲタク野郎に仕立て上げられるのがオチだぞ!」と日テレスタッフ注意報が出されました。報告例としては「うはw演出指導までされたよ。オレどう報道されちゃうのかな?」などという声がいくつか聞かれ 「相変わらず捏造(ねつぞう)やってんのか、糞(くそ)日テレは」という論調。

そして放送日当日……番組は「熱海市に一昨日取材をしてきました」というナレーションからスタート。ハイ、この時点で捏造(ねつぞう)です。

<訂正前>
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一昨日には日テレスタッフの姿を見たという報告例は一件もありませんでした。
実際に取材を開始し、目撃例が多数報告されたのは土日になってから。
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<訂正・追記>
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金曜から目撃情報があったとの情報があったので、訂正させていただきます。しかし「一昨日取材をしてきました」と金曜だけ取材をしたかのようなナレーションはやはり捏造(ねつぞう)であると判断しましたので、捏造(ねつぞう)の部分は修正しません。おそらく土日に取材した分はほとんど使えなかったのでしょう。さすが訓練された彼氏たちです。
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そしてまず登場した顔にボカシが入った“中年男性Aさん”。観光なのにワイシャツとスラックスって……。熱海市観光をして大野屋に泊まるというゲーム内旅行をトレースする王道パターンを実践している寧々彼氏……との事ですが『ラブプラスまつり』なのに『DS』を持っていません。

持っているのは『iPhone4』(追記:第二世代『iPod Touch』との指摘アリ)。これはありえない(スタンプラリーでの移動に使うロープウェイなどで『DS』の彼女を見せると運賃が安くなるサービスなどが行われているので『DS』を持参しない熱海巡礼など到底ありえない)。

追記:スタンプラリーの台紙を手に入れるためには受付で『DS』本体と『ラブプラス+』のカノジョの提示が必須(ひっす)とのこと。『DS』すら持参していないAさん、どうやってスタンプラリーの台紙を手に入れたのでしょうか?

おそらく大野屋に泊まるリアル彼氏たちのガードが堅くて(キモい事は言わずに真面目に熱海市とのタイアップの経済効果などを話すように、との指令(ギャルゲー板の本スレから派生した規制中でも書き込めるしたらば掲示板で呼びかけがあった)が行き渡っていたためか)実際に取材をした何組かのラブプラスユーザーの素材は使えないと判断。急遽(きゅうきょ)番組ディレクターか現場のスタッフを“Aさん”に仕立てて、別のスタッフの私物の『iPhone4』にアプリを入れてごまかしたとしか思えない。

そして大野屋に宿泊。ここでも捏造(ねつぞう)のボロが出る。

コナミと完全タイアップした大野屋ではキャンペーン期間中は一人宿泊でも 「“ラブプラス+”で泊まります」と一言添えるだけで布団が二組敷かれるという面白サービスが実施されるのに、事前予約を入れずに当日飛び込みで宿泊というカタチになってしまったので、泊まった部屋はベッド一組の洋室(番組内では「自分の手違いで洋室を予約してしまった」と言っているが、洋室と和室を間違えるのは普通にホテルの予約をとる場合でもあまりありえないシチュエーションな気がする。熱海まで来るようなこだわりのあるユーザーなら絶対和室を選ぶだろうし)。

ゲーム内の旅行では畳の和室が登場してるので、この時点で『ラブプラス+』ユーザーではない事は決定的に明らか(実際に大野屋に宿泊したほぼ全ての紳士が和室をチョイスしている)。

苦肉の策で『iPhone4』をベッドに寝かせて“Aさん”はタオルケットにくるまって床で寝るという、ゲームのシチュエーションとは全く違うことをしはじめる。捏造(ねつぞう)報道の破綻(はたん)が限界に達した瞬間でもある。

そして日テレは決定的なミスを犯す。『iPhoneアプリ』なら熱海市の各地の名所に配置されたARマーカーを撮影すれば、そこでしか撮影できない“彼女”の姿を収める事ができるのにそれを“Aさん”は全くやらなかった(追記:コメント情報で中年男性の持っていたのは『iPhone4』ではなく第二世代『iPod touch』ではないか?という指摘がありました。それならば尚更ARが楽しめない(カメラが付いてない)ラブプラスアプリを連れて歩くなどという行動は不自然過ぎます)。結局、予備知識ゼロの人間がラブプラスユーザーのフリをしただけの滑稽(こっけい)な映像となった。

<訂正前>
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次に登場した30代の顔出しOKのデブキモヲタ風男(顔出し)はコスパ制作の“あまり好評とはいえない”寧々さんTシャツを着て、あいじょう岬で絵馬を書いていた。ソコで絵馬に書いていたメッセージは「永久に共に……○○(名前ボカシ)・ネネ」……もう付け焼き刃で捏造(ねつぞう)するのはやめていただきたい。

ラブプラスといったら“永遠(とわ)”という単語が超重要キーワードであって、“永久”なんて言葉は出てこない。コレも事前にコスパで小道具を用意して、売れない顔のあまり割れていない劇団員を使った“仕込み”に間違いない。

それに寧々さんを“ネネ”なんて呼び捨てにする寧々彼氏はほとんどおらず、他の彼女の彼氏でさえ“寧々さん”だけは“さん付け”で呼ぶのが通例になっているのにそれも出来てない。絵馬はその場で書かなくてはいけないため、“寧々”という漢字が書けなかったのだろう。本物のネネカレなら自分の彼女の名前くらい漢字で書けるハズだ。

追記:“永久”という漢字も“とわ”と読めるからおかしくない。との指摘がコメントでありましたが、ゲーム中に出てくる“とわ”=“永遠”なのは、彼女のセリフ、メールの文面などからも明らかで、毎日のようにプレイしてハマっていて熱海まで来てしまうというヘヴィなユーザーであれば、確実に“とわ”=“永遠”になるはずです)。
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<訂正・追記>
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寧々さんTシャツとその仲間達三人組を現場で目撃したという情報アリ。テレビではキャラTシャツ二人組だったが、実際には三人組でひとりはテレビ的に面白くない普通の格好だった為カットされたのでは? との推測が記されていた。よって、このキャラTシャツ絵馬組は本当の彼氏なのかもしれません。訂正します。
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途中、『DS』を持って熱海市内でプレイ中の彼氏集団にインタビューしているシーンはあったが、その中の比較的普通な男子が“凛子(りんこ)”を紹介する所だけが使われているだけで他は全部カット。おそらく日テレの思惑に反した“紳士的な振る舞いと発言”をしたため、使えるシーンが凛子(りんこ)を紹介するシーンだけになったのだろう。

日テレ側としては、熱海で“典型的なキモヲタ”を捕まえて、イタイ発言をさせて大野屋宿泊までの密着取材を申し込もうとしたのだろうが、直前にネットに流れた「日テレの取材に気をつけろ」の言葉を大半の彼氏達が守ったため大野屋の和室宿泊シーンなどが撮れなかったものと思われる(畳の和室に布団二組が敷かれた映像はカットインで入ってきたが、これは大野屋が準備して提供してくれた素材だろう)。

追記:熱海の市内でスタンプラリーの台紙と『DS』を開いて彼氏達が歩いているカットも無理矢理演出指導されて撮影された映像との情報アリ。本人は「普通は『DS』なんて持ち歩かないし、スタンプラリーの台紙はあの表紙が見える開き方ではマップも見れないのでやりたくなかったが、スタッフは聞く耳を持たなかった」そうだ。

苦し紛れにスタジオに場所を移して、ゲストの宮本亜門に予備知識も操作方法もロクに与えずに『ラブプラス+』をプレイさせて「僕、コレは理解できない。だって今の僕の生活自体が“もっと壮大なゲーム”だからね。こんなのやってる場合じゃない。」とピントのズレた批判的なコメントをさせるのが精一杯。

追記:しかしその後「日本古来の文化で人形を愛でるというのが女の子の間では当たり前だった、そういう文化がカタチを変えて現代に復活しただけだ」との趣旨の発言をし、アナウンサーともうひとりのコメンテーターをたじろがせた、との情報アリ。

そして、ゲームやアニメとタイアップした街興しの例と題して『らき☆すた』を担ぎ出したりしてキモヲタのキモさを強調。更に街興しに失敗した某市(追記:キャラクターは『ドカベン』を起用。しかし立てられた銅像にクモの巣が張ってる映像を入れて失敗を強調)の現状を大げさに報道して“経済効果など生まない”というイメージを視聴者に植え付けようと必死の歪曲(わいきょく)報道に終始。

もう“不愉快”という言葉しか浮かばない今回の“雑な報道っぷり”に、あきれかえってしまった。

執筆: この記事は今回はでかちょさんのブログ『チラシの裏』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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