【Interview】一戸建にもアパートにも置ける!『スマート宅配BOX』開発始まる

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Amazonや楽天などのショッピング総合サイトで買い物をして、やたらとデリバリーがバラバラに沢山来た経験はないだろうか?在宅時に宅配が来れば良いのだが、再配達となると時間や手間がかかる。

そんな悩みを、家の前に置くだけで一気に解決してくれそうな、『スマート宅配BOX』というサービスの開発が始まったのをご存知だろうか?

ネットショッピングが一般的になった今、売る側もありとあらゆる流通チャネルを駆使しなければ行けない。まさにオムニチャネル時代の商品受け取り問題を解決する、新たなスタンダードになりそうだ。

エスキュービズム・テクノロジーの武下 真典(たけした まさのり)代表取締役社長
に、話を聞いた。

■スマホでアクセス! 自分だけの宅配BOX

Q、ずばり、『スマート宅配BOX』とはどのようなサービスですか?

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「スマートフォンアプリを鍵にし、受取人がいなくても荷物を保管できる宅配BOXです。

インターネット通販の普及や一人暮らし世帯の増加による、宅配便の再配達の依頼件数の増加や、『いつでも買えて、いつでも受け取れる』ことを望むニーズを受け、開発に着手しました。」

Q、そもそも、どのような経緯でこのサービスを始める事になったのでしょうか?
御社の設立のきっかけと、このサービスに発展した経歴と共に教えてください。

「『スマート宅配BOX』を始める経緯は、2つあります。1つ目は、宅配物がお客様の手元に届く『配送のラストワンマイル』が重要でありながら、まだ不完全であり、その配送に新しい切り口が必要だと気づいたことです。

2つ目は、グループ会社に家電の製造と販売を事業としているエスキュービズム・エレクトリックがあり、必要であれば、ハードウェアを絡めたサービスも作れるという選択肢/準備があったためです。」

Q、このサービスを開発中、苦労した点はありますか?

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「特許を出願中のスマホでBOXを開ける仕組みの開発です。特に低コストで市場に投下するためには、どのように開発を進めれば良いか模索しました。

結果、複雑な設定がいらないBluetoothでの通信を選択。さらに、扉の開閉の情報等をアプリ側に持たせることでBox側での設置コストを抑え、量産性を高めました。

また、配送業各社のフィードバックから、盗難防止や安全性についての対応の必要性にも気づかされました。ワイヤーを用いて導入先の建物部分に固定させること、安全性に関しては、庫内をアプリで閲覧できるカメラ機能やGPS機能を追跡機能として実装することでその課題を解決する予定です。」

■宅配BOXがない戸建てやアパート暮らしの方にオススメ!

Q、サービス開始後は、どのようなユーザーに使ってもらいたいですか?

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「好きな時間に好きな場所で受け取りたいと考えている消費者です。

具体的には、常に不在がちで、マンションにあるような宅配BOXがない戸建てやアパート暮らしの方。忙しくて営業時間内にお店での受取サービスを利用できない、または近くにそういったお店がない方などです。」

Q、そして、もうすぐ実証実験が開始するそうですね。

「スタートアップ企業の支援を行っているサイバーエージェント・ベンチャーズと11月から実証実験を開始する予定です。

現在、サイズ、色は、都度お見積りのオーダーメイドで承る予定です。どこに置くか、どんなものを受け取りたいかなどヒアリング後、仕様の決定、制作、納品と進みます。」

Q、今後のサービス展開予定を教えてください。

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「今後3ヶ月で予定している企画は、スマート宅配BOX®への保冷機能の追加です。

こちらは、食品宅配などを視野に入れた実装で、主にマンションなどの集合住宅への導入をねらっています。」

将来このサービスが一般的になれば、再配達にかかる配達業者側の費用や、エネルギーの無駄も省ける。

エコを大切にする今の時代。日本だけでなく、ゆくゆくは海外でも広く受け入れられそうなサービスだ。

『スマート宅配BOX』

(Writer: Saera Jin)

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