“ヘタレ男子”がオラオラ映画『25 NIJYU-GO』を観たら? 「哀川翔さんカッコよすぎ(笑)」
西池袋警察署生活安全課の悪徳刑事コンビ・桜井と日影は、半グレ集団から金を巻き上げたり、摘発中に押収した金を着服したりとやりたい放題の日々。だが、押収した金の行方が問題となり、翌朝までに不明金250万円の提出を署長直々に命じられる。金に困った二人が目にしたのは、年金基金60億円の巨額横領事件の記事であった……。
いよいよ11月1日から公開となる東映Vシネマ25周年記念映画『25 NIJYU-GO』は、「Vシネの帝王」哀川翔アニキが暴れまくる、超ド級のオラオラ映画です。
ガジェット通信では現在「編集部イチの“ヘタレ”男子が渋くてカッコイイ“オラオラ”男子になれるのか!?」を検証すべく、映画『25 NIJYU-GO』を展開中。これは普段は「予備校生のような出で立ち」と揶揄されており(実際は妻子持ち)、好物は「豆」というwosa記者が、哀川翔さんの様なカッコイイオラオラ男子になれるのだろうか、という無謀な企画。しかし、いち早く映画を観てきたwosa記者は「これはVシネファン必見ですゾ!」とはやくも興奮気味。彼の感想をご紹介したい。
編集部イチの“ヘタレ”男子、映画『25 NIJYU-GO』を観る
翔さん演じる桜井がカッコいいのは言うまでもないのですが、「ワルさ」のバランスが絶妙なんです。
これはご自身もおっしゃられてるのですが“これ以上悪いとシャレにならない”加減が良いんですね。とはいえ、相棒の日影(寺島進さん)含めて、こんな人たち警察に居たらイケない人なのは間違いない。なんて思い返すと、マトモな人ってこの映画、出てきたっけ? というのがこの『25』の印象。
そう、考えてみると、全ての人がちょっとイカれてる。もう、ワルい。その“ワルさ”が、組長 田神(小沢仁志さん)、 九十九(温水洋一さん)、ジョニー・ウォン(竹中直人さん)をはじめとした濃い目のキャラそれぞれで全くレイヤーが違うところも、見どころのひとつです。
個人的には九十九の存在感と、じわじわと漂う変態っぷりを推したいところ。そこに気付くと、この映画は九十九を中心に動いているのでは?とすら思ってしまいます。……そうは言っても、やっぱり桜井のカッコよさが最終的には場を支配するのですが(笑)。
ちなみに橘(高岡早紀さん)のしたたかさも必見です。こうした男臭い作品の中では、本当に観客に嫌われるのではないかという位の突き抜けたしたたかさです。それだけに最後まで彼女をしっかり観てほしいですね。
Vシネマが築いた25年の集大成を、25人が壮大なスケールで演じた『25』。「こうでなくっちゃ!」という安心感と、「どうなるんだろう」という緊迫感とが同居した、往年のファンの期待に応える一作になっていることは間違いないと思いますよ。
と、真面目としか褒め様の無いレビューではあるが、その後突然編集部を立ち去り、戻ってきた時にはいつもの彼とはまるで違う姿になっていた! その衝撃の模様は31日(金)に公開予定。覚悟して待て!
映画『25 NIJYU-GO』特集やってるよ!
https://getnews.jp/25nijyu-go
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