ビル・ゲイツが選んだ2013年の7冊

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ビル・ゲイツが、2013年に読んだ本のベストを選んでいたのでメモ。基本的にノンフィクションがメインのセレクトになっております。

『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった』
マルク・レビンソン 日経BP社
貨物コンテナがいかに世界経済を変えたのか?みたいな本。すげー地味な題材ですが、レビューはかなりの高評価。ゲイツさんも「もう貨物船を同じ目で見られない!」と大絶賛。ここまで言われると読んでみたくなるなぁ…。

『The Most Powerful Idea in the World』
William Rosen Univ of Chicago Pr
蒸気機関の発明のプロセスから、産業革命の歴史をたどる一冊。これまたAmazonのレビューは高評価ぞろい。ゲイツさんは2009年から蒸気機関に興味があったらしい。

『Harvesting the Biosphere: What We Have Taken from Nature』
Vaclav Smil The MIT Press
人類がいかに生物圏を変えたか?みたいな本。ゲイツさんいわく「人間が地球に与えたインパクトに関して興味がある人」にオススメらしい。これは興味あるな。

『昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来』
『昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来』
ジャレド・ダイアモンド 日本経済新聞出版社
ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の著者による最新作。私も読みましたが「昔はいいことも悪いこともあったよ!」っていう至極あたり前の話から、現代生活に応用が効きそうな教訓をガッツリ引き出す手腕が勉強になりました。

『Poor Numbers』
Morten Jerven Cornell University Press
アフリカの統計データをもとに、貧しい国ではGDPの正確さが損なわれることを示した本。世界の経済発展とか不平等に興味がある人向き。

『Why Does College Cost So Much?』
Robert B. Archibald,David H. Feldman Oxford University Press, USA
大学の授業料が高いのは労働市場の問題だ!と喝破したうえで処方せんを提示する本。正直、私はテーマに興味はないんですが、こういう問題を経済学の視点で解決する本って、思考のプロセスが面白いんすよね。

『The Bet』
Paul Sabin Yale University Press
人口増加による環境の崩壊を予測した生物学者と、市場と技術の変化で人類は繁栄を続けると考えた経済学者が行った1980年の論争をもとに、現在の環境問題を考えていく本。これは面白そうだなぁ。

執筆: Yu Suzuki
掲載: Buzz+(バズプラス) http://buzz-plus.com

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