東京トレンドは機能美&繊細さ! ファッションイベント『VERSUS TOKYO』で2015年春夏メンズ新作をチェックしてきた

versustokyo_01

まだ秋まっただ中ですが、ファッション・アパレル界隈では2015年春夏に向けた新作が早くも発表となる時期。先週13日より一週間にわたって開催された『Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO』でも、各ブランドのショーが行われており、トレンドを先取りしたいファッショニスタの熱い視線が集まっています。

そんな中、最終日となる2014年10月18日には、一部、一般の来場者も入場無料で観覧できるオールナイトイベント『VERSUS TOKYO』が敢行され、気鋭デザイナーのブランドが結集しています。そのうち、オオスミタケシ氏と吉井雄一氏のメンズブランド『MR.GENTLEMAN』(ミスター・ジェントルマン)のランウェイをのぞいてきました。

※すべての画像が表示されない場合は下記URLからご覧ください。
https://getnews.jp/archives/686373 [リンク]

入場無料で観覧できる『VERSUS TOKYO』

versustokyo_02

ファッションショーと音楽イベントの融合を図った『VERSUS TOKYO』。資生堂の男性向けブランド『SHISEIDO MEN』をはじめ、ハーゲンダッツ、ZIMAなどが協賛。サイトのキービジュアルをスマートフォンなどで見せることによって入場チケット代わりになるという、ファッション初心者でも比較的入りやすいイベントで、ドリンクなどがフリーで提供されるということもあり、会場となった渋谷ヒカリエ9Fホールには大勢の観客が詰めかけていました。

versustokyo_03

まずホールに入って目を引くのが、シャープ製の大型デジタルサイネージ。各ブランドの紹介やスケジュールなどが映し出されており、ショーとしての先進性を印象づける役割を果たしています。

versustokyo_04

筆者が観覧した『MR.GENTLEMAN』は、”音楽”をコンセプトにしたブランド『PHENOMENON』デザイナーのオオスミ氏と、『VERSUS TOKYO』のオーガナイザーであり、青山のショップTHE CONTEMPORARY FIXのオーナーでもある吉井氏の二人で2012年よりスタートとしたメンズブランド。「NEW YOURS」をブランドテーマに、新しいバランス感を持ったスタンダード「ポストモダンクロージング」を提案しており、今、東京のファッションシーンの中で話題を常に提供しているブランドです。

versustokyo_05

事前に招待状を入手していた筆者は、最前列に陣取ることが出来ました。まぁ、役得ということで!

versustokyo_06

ショーの直前。「何が出てくるんだろう」とドキドキする気持ちと、緊張感が高まります。

クールさと機能美が東京トレンド!?

versustokyo_07

いよいよランウェイがスタート! 「ポストモダンクロージング」というだけあって、リアルなストリートのトレンドを色濃く反映。今季は特にパステルカラーのアイテムが目立ちます。

versustokyo_08

イタリアのチンクエ・テッレの景観をジャガード織りで表現したジャケットとハーフパンツのコーディネート。遊びのあるラグジュアリー感を印象づけたいという意図が見てとれます。

versustokyo_09

傘とショートパンツなど、アイテムをモノグラム柄で統一したこのコーデ。中でもサスペンダーに付いたポーチが東京っぽさといえそう。

versustokyo_10

春夏の爽快感をイメージするオーガンジー素材を提案しているあたりも見逃せないところ。ファッション性とベーシックの追求、この2つを両立させたアイテムは、今後の潮流にも少なからず影響を与えるのではないでしょうか。

『SHISEIDO MEN』との限定コラボポーチをいち早くゲット!

versustokyo_11

会場の各席に置かれていた『SHISEIDO MEN』のショッパー。

versustokyo_12

中には『MR.GENTLEMAN』とコラボした限定ポーチが! 2014年11月21日から実施される『資生堂クリスマスプロモーション2014』で、2品以上の『SHISEIDO MEN』のアイテム購入者を対象にプレゼントされるものをいち早く入手することができました。旅行トランクに入れるのにも最適なサイズで、さまざまなシーンで活躍しそうです。

versustokyo_13

今回、『VERSUS TOKYO』と本格的に協賛に踏み切った理由について、資生堂デパート部の倉本直志氏は「東京コレクションの注目度はまだ高くありませんが、世界的に戦える日本のファッションブランドはたくさんあることを見せるというところに共感しました。『SHISEIDO MEN』も欧米で頑張っていこうという最中なので、日本の素晴らしさを伝えていくというところが通じるところがあります」と話し、繊細さや機能美が日本や東京がグローバルで伍していく上でのポイントになると指摘。

『SHISEIDO MEN』のアイテムは、洗練されたパッケージと使いやすい機能性を兼ね備えており、「毎日使っても疲れないデザイン」(倉本氏)と強調。アート&サイエンスという要素を、海外からの来場者にもアピールしたいとしています。

versustokyo_14

会場内では、『SHISEIDO MEN』のスキンケアセットを抽選100名にプレゼントするキャンペーンを実施。

versustokyo_15

『iPad』がスロットになっており、3つが同一のものになれば当たりです! 

versustokyo_16

「ファッション感度の高い方は、お手入れ意識も高くてスキンケアに入りやすいと思います。カッコイイものを持ちたいという方に、パッケージのファッション性やアート性、機能美を体験してもらいたいですね」(倉本氏)という『SHISEIDO MEN』。今後も日本のブランドとのコラボを積極的に展開していく模様。その日本らしさをどのように打ち出していくのか、アパレル&コスメのチャレンジに期待が集まることになりそうです。

なお、今回の『VERSUS TOKYO』はポップアップショップとなって来年2月に新宿伊勢丹本館1Fステージに登場します。こちらも『SHISEIDO MEN』との強力タッグにより企画中とのこと。今回参加のブランドを中心に限定商品などが発売されるので、こちらも楽しみにしておきましょう。

VERSUS TOKYO 2015 SS (Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO)
http://tokyo-mbfashionweek.com/jp/the19th/event/versustokyo.html[リンク]

SHISEIDO MEN
http://www.shiseido.co.jp/gb/shiseidomen/

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 東京トレンドは機能美&繊細さ! ファッションイベント『VERSUS TOKYO』で2015年春夏メンズ新作をチェックしてきた

ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: https://note.com/parsleymood

TwitterID: ryofujii_gn

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。