芸術の秋…建築家の企画展に足を運んでみるのはいかが?

芸術の秋…建築家の企画展に足を運んでみるのはいかが?(写真: iStock / thinkstock)

スポーツの秋、食欲の秋、いろいろあるが、暑さがひと段落着いた気持ちのよい季節、ゆっくりアート巡りはいかがだろうか。だが興味はあっても、作品や会場がたくさんあり、どんなテーマを選んだらよいか悩んでしまうという人も多いはず。そこで今回は、建築家の企画展をおススメしたい。建築家の作品はいわゆる生粋の芸術家とは異なり、様式美や洗練されたデザインを鑑賞する楽しみも味わえるのだ。

■「建築の皮膚と体温-イタリアモダンデザインの父、ジオ・ポンティの世界-展」
イタリアで幅広く活躍したジオ・ポンティの建築家としてのこだわり

ジオ・ポンティ(Gio Ponti:1891-1979)は、“イタリアモダンデザインの父”と呼ばれる、ミラノを拠点に幅広い分野で活躍した建築家、デザイナー、画家、編集者。本展は建築家としてのポンティに焦点をあて、モダニストでありながら、建築の表面にさまざまな表情を与えようとしたポンティのこだわりを読み解く。
期間:~2014年11月22日(土)まで
入場料:無料
会場:LIXILギャラリー

■「都市型コンパクトライフのススメ展 二人暮らしの50m2」
オーバー40のリアルな老後の生活の可能性を探る

本格的な少子高齢時代に向けて、現在40歳代からの大人世代が将来をどのように暮らしていくか、住まいのハードとライフスタイルから考える企画展。年齢を重ねたときの暮らしを想像しながら、機能的で快適、安心で楽しい生活提案を見て、触れて、体感する。およそ50㎡の住空間の可能性とコンパクトな暮らしをハード、ソフト、コミュニティの視点で考える。
期間:2014年10月16日(木)~11月11日(火)
入場料:無料
会場:リビングデザインセンターOZONE

■「TOTOギャラリー・間150回展 伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005-2014」
世界を代表する建築家、伊東豊雄の空間実現への挑戦の軌跡

建設工事が今まさに最終局面を迎えている、台湾『台中メトロポリタンオペラハウス』の設計者に選ばれた、伊東豊雄氏を迎えて開催される展覧会。2005年のコンペティションでの最優秀案から今にいたるまでの模型や図面、ドキュメント映像、壁面モックアップを通して、その軌跡を辿る。
期間:2014年10月17日(金)~12月20日(土)
入場料:無料
会場:TOTOギャラリー・間

上記で紹介したのは全て都心の会場で、入場無料の企画展ばかり。あまり気負わずに、ふらっと散歩がてら立ち寄ってみるのはいかがだろうか。

■詳細はこちら
「建築の皮膚と体温-イタリアモダンデザインの父、ジオ・ポンティの世界-展」
http://www1.lixil.co.jp/gallery/

「都市型コンパクトライフのススメ展 二人暮らしの50㎡」
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/index.html

「TOTOギャラリー・間150回展 伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005-2014」
http://www.toto.co.jp/gallerma/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/10/12/71131/

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