「アニメ問題を扱った番組に対して批判的な声が多く集まった」 BPOが視聴者から寄せられた意見をサイトに掲載

BPO

「正確な放送と放送倫理の高揚に寄与することを目的」とするところの任意団体、放送倫理・番組向上機構(BPO)が、現在「2014年9月に視聴者から寄せられた意見」をサイトにて発表している。
http://www.bpo.gr.jp/?p=7784&meta_key=2014[リンク]

さまざまな意見が掲載されているのだが、中でも今回
「アニメ問題を扱った番組に対して、多様な趣味を認めない、あまりに偏見的な制作姿勢だという批判的な声が多く集まった」
とのこと。

多分に
「悪いのは宮崎アニメですよ!」 アニメ規制がテーマの『TVタックル』にて江川達也先生が持論を展開
https://getnews.jp/archives/658147[リンク]
という記事でも紹介した、9月1日放送のテレビ朝日系列『ビートたけしのTVタックル』についての意見だと思われる。

サイトには

・「アニメに規制は必要か?」と題した特集スペシャルだった。この中で、「アニメが好き」という特定の趣味を持つ人々に対し、差別的・偏見的とも取れる一方的な批判がされていた。多様な趣味がある中で、特定の趣味だけを徹底的に批判する構成は異常である。
・アニメを規制すべきかどうかなど、オタクについての放送だったが、何の根拠も出さずに「アニメオタクから犯罪者が生まれるから規制すべきだ」や「アニメオタクには彼女がいない」など、さも全員がそうであるかのような発言が多く、差別的で気分が悪くなった。番組構成もオタクが悪く見えるようにゲストを選んでいて、公開処刑のようだった。趣味をバカにされて嫌だったし、そういうことは個人の自由だと思う。
・「アニメや漫画は規制すべきか?」などをテーマにしていた。私は美少女漫画業界で仕事をしている。そんな私から見て、「アニメや漫画にハマる男は犯罪者予備軍」や「アニメ好きは勉強もできず無職」「自衛隊募集のアニメ絵ポスターで入った人はへこたれる」という決めつけや、「フィギュアが好きな男はおかしい」という発言は短絡的な言い方で、見ていてとても不快だった。私はこの仕事をプライドを持ってやっている。この業界で仕事をしている人間の名誉を傷つけている。この業界に関わり家庭を養っている人間すべての人が、まるで犯罪者予備軍を作っているかの内容で、とても傷ついた。好きな番組だっただけに残念だ。まさか好きな番組を見て傷つくとは夢にも思わなかった。

という意見が掲載されている。番組をご覧になった皆さんは、どんな意見をお持ちになるだろうか。

その『TVタックル』の放送後、番組に出演していた岡田斗司夫さんが、実際に使った構成台本なども披露しながら9月7日の『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』にて詳細な解説を行っていた。しかし、テレビ朝日にとってその内容がよろしくなかったのか、ちょこっと一悶着あったようである。その問題については、先日10月5日に放映された下記の番組にて岡田さんが詳細に語っているので興味のある方はご覧になってみてはいかがだろう。

ニコ生岡田斗司夫ゼミ10月号 「解決ズバッと!」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv192491068[リンク]

※画像は『BPO』のサイトより引用

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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