ロボットが家族のために活躍?「Pepper」専用ホームコントロールデバイス発表
世界初の感情認識型ロボットとして、ソフトバンクより発表された「Pepper」。表情と声からその人の感情を察する最新のテクノロジー(感情認識機能)を備え、家族とのふれあいの中で成長していくパーソナルロボットである。
ともに笑い、泣いてくれるのはうれしいが、欲を言えばプラスアルファ、実生活で役立つ機能があればありがたい、というのが正直な感想かもしれない。
そこで登場したのが、「Pepperのマホウノツエ」。「Pepper」専用のホームコントロールデバイスとして、ユカイ工学が開発。9月20日に開催された「Pepper Tech Festival 2014」で公開されたばかりというホットな製品だ。
「Pepperのマホウノツエ」は、「Pepper」に最適化されたロボット向けウェアラブルデバイス。「Pepper」と通信し、赤外線でテレビやエアコンといった電化製品をコントロールしていく。つまり、このデバイスを用いることで、「Pepper」の音声・画像・感情認識機能を生かした家電操作が可能になるのだ。
例えば、「暑いなあ」と言えば、その音声を認識してエアコンの温度を調整したり、人の顔を認識して一人ひとりに適したテレビ番組を提案するなど、まるで「Pepper」が家電に話しかけて魔法をかけているような、そんな操作が実現するのだという。
デバイスのコア部分は、Wifiとつながる赤外線学習リモコン、「IRKit」がベース。よって今回開発したアプリケーションは、「IRKit」でも使用することができるそうだ。
「鉄腕アトム」が初めて世に出てから60年余り。人型ロボットが家族の一員となる日も、いよいよ近い?
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