岩井俊二、初の短編アニメ全3話を一挙公開 ロトスコープで描く群像劇

岩井俊二、初の短編アニメ全3話を一挙公開 ロトスコープで描く群像劇

ショートフィルム「TOWN WORKERS」/「岩井俊二映画祭」より
映画監督や脚本家、音楽家など、マルチに活躍するクリエイター・岩井俊二さんによる、初のアニメーション作品「TOWN WORKERS」が3話一挙に公開された。

これはアルバイト情報誌「タウンワーク」と岩井俊二さんのコラボレーションによって実現した作品で、アルバイトを始めたばかりの若者の日々を、ロトスコープという実写をトレースしてアニメ化する技法で描いている。

岩井俊二の新境地

8月に発表された今回の企画。岩井さんにとってアニメーションは初の試みとなるため、“岩井俊二の新境地”として大きな話題を呼んでいた。

第1話ではガソリンスタンドの店員、第2話ではスーパーの店員、そして第3話では野球場のビールの売り子のアルバイトをする若者の暮らしや心情を、全3話でそれぞれ5分から6分の短編アニメーションで表現している。

3話それぞれのラストに流れるエンディングテーマは、岩井俊二さん、作編曲家でピアニストの桑原まこさん、俳優でありシンガーソングライターの椎名琴音さんの3人からなる音楽ユニット・ヘクとパスカルの2ndシングル「ぼくら」。

ヘクとパスカルは、岩井さんが企画プロデュース・脚本を務めたドラマ「なぞの転校生」の挿入歌「風が吹いてる」で注目のユニットだ。

また、カルチャーニュースサイト・CINRA.netでは、今回のアニメーション制作について語った岩井さんのロングインタビューが掲載されている。

引用元

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