【困ったシチュエーションから抜け出す口実に】ボタン1つで本当に電話がかかってくる!
自分ひとりでいたいとき、あるいは今やっている作業に集中したいときは、静かにそっとしておいてもらいたいものだ。だが、街中で思わぬ知人に遭遇して長話をされたり、会社でおしゃべり好きな人に捕まって抜け出せなかったり……。人間関係を重視しなくてはならない、“大人ならではの問題”に悩まされることはないだろうか。
そこで考案されたのが「This Is Your Out(TIYO)」というアプリ。つまらない会話から抜け出したいとき、わざと電話を鳴らして切り上げる口実にできるのだ。開発者のIvan Lukianchuk氏は、妻が会社でおしゃべり好きな人のせいで仕事を邪魔されたと文句を言っていたことから、アプリの開発を着想したという。
アプリの使用方法はいたって簡単。まず、「TIYO」のボタンユニットがあるので、そのボタンを押す。すると、数秒後には実際に電話がかかってくる。誰からかかってくるようにするかは、カスタマイズができるという。
この着信は、単に電話が鳴るだけではなく、本当に電話がかかってきている。例えば、ベビーシッターから子どもが病気になったと知らせる緊急の電話という設定などだ。アプリがそれに応対するユーザーの台詞を用意してくれているので、ユーザーは耳から聞こえる台詞を反復して口に出すだけでよい。
周囲の人間はユーザーの“迫真の演技”を目の当たりにし、緊急の事態なんだな、あるいは大事な用件なんだなと納得する。ユーザーは面倒でつまらない会話を切り上げて、さっさと退散できるというわけだ。
「TIYO」はスマートフォン、従来式の携帯電話のどちらでも使用できるが、Bluetoothに対応している必要がある。ボタンユニットと25パターンの電話先に対応するパッケージが35ドルで、さらに25の電話先追加は5ドルとなる見込み。現在、資金調達プラットフォームIndiegogoで8月13日までキャンペーンを実施中。つまらないデート、面倒な会社の同僚、ランニング中の妨害など、望まないシチュエーションから救い出してくれる、とてもお手軽なツールとなるかもしれない。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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