平和主義は思考力を蝕む(メカAG)
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
平和主義は思考力を蝕む(メカAG)
前から思ってたし過去何度かブログでも書いてきたけど、最近改めてその恐ろしさを認識したね。平和主義というのは健全な思考力にいかに足かせをはめるか。
いくらもともとの頭がいい人でも、戦争とか人権が絡むと、途端に頭の回転が鈍くなってしまう。そして本当に怖いのはそれが本人の自覚のない、一見全然関係のない思考の部分にも影響を与えること。
人間の思考というのは複雑に絡み合ってるから、意識上はわからないような無関係な部分の思考にも影響を与える。脳の3分の1ぐらいは動いてないんじゃないか?と思うほど。
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行動に移すかはともかく、頭の中で思考している状態ではあらゆる先入観や常識、自分が設定している価値観を、いつでも取り払えるようにして置かなければならない。
あらゆる思考のリミッターを外して自由奔放に思考することが必要。差別や虐殺なども例外ではない。そして思考した後に、改めて自分が持つ価値観(常識)に当てはめて、最終的にどういう結論を選ぶかを決める。
そうしないと自分の広大な思考のフィールドの中に「食わず嫌い」的な部分があちこちにできてしまって、思考の中を歩くのに差し障りが出るんだよね。
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たとえば差別的な思考の中にも有益な思考のパーツ(パターン)は存在する。もしそこにしかないパターンなら、やっぱそれを発掘し、役に立つ場面では利用した方がいい。それはあくまでパーツであって、それ自体は有害ではないのだから。
(最近よくたとえに出すけど)原住民の秘薬から、純粋に有益な化学物質を精製するようなものだ。猛毒も上手に使えば薬になる。
そういう価値のあるものを、戦後の平和教育が、他の部分と一緒の丸ごとくずかごに捨て去っているのを見ると、非常にもったいない。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年07月14日時点のものです。
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