もしもに備えておきたい防災食。最近はおいしく進化中!
みなさんは自宅に非常用の防災食、そろえてますか? 自然の脅威はいつ襲って来るかわからない。そんな時に命を繋いでくれる防災食だが、最近は普段から食べてしまいそうになるほどおいしく進化しているらしいので取材してみた。
防災食の定番といえば乾パン。乾パンといえば、どうしてもパサパサとした食感をイメージしてしまうが実際のところはどうなのだろう? デニッシュ食パンを販売する株式会社ボローニャFC本社(http://www.bologne-corp.com/)が「缶deボローニャ」という防災食を販売しているので、社員の真栄城さんにお話を伺ってみた。
まずは防災食を手掛けた理由について。
「新潟中越地震の際、被災地のために何かできることは無いかと、缶入りデニッシュパンの開発に着手しました。商品化には2年かかりましたが、2007年より一般市場への販売を始めました。『缶deボローニャ』はデニッシュパンと同じ製法により、一つ一つ職人が手間暇かけてつくった商品です。私たちが通常販売しているパンのおいしさをそのまま詰め込みつつ、3年保存を可能としております」
被災者への思いと、職人の思いがつまった「缶deボローニャ」。編集部でも実際に試食をしてみた。
缶を開けてみると、紙につつまれたデニッシュパンが。しっとりとした食感で、たしかに通常販売されているパンから引けを取らない。これはいざ防災食が必要となる場面では、うれしい美味しさである。
乾パンのほかにも、さまざまな種類の防災食が開発されているなか、アルファフーズ株式会社が開発する防災食は、さば味噌煮や筑前煮といった家庭の味を再現することで人気を集めているようだ。アルファフーズ株式会社(http://www.alpha-foods.net/)の吉岡慎司さんに話を聞いたのでご紹介しよう。
まずは美味しい防災食が誕生した理由について。
「『災害時も普段の食事がしたい』。そんな被災者の声をもとに、おいしい家庭の味を再現しました」
製法や味へのこだわりはどんなところにあるのだろう?
「常温長期5年保存が可能なUAA製法を用いているので、食材の味、食感を損なわず、出来立てのようなおいしさを味わえます。温めなくてもすぐに食べられますので保存食として最適です」
なるべく普段の生活に近づけてあげたい。この防災食には、そんな優しい想いが込められているようだ。
梅雨を過ぎると夏本番となり、その後も台風やゲリラ豪雨などの自然災害が予想される。こうした防災食を備蓄しておけば、もしものときにすこしでも落ち着いた行動が取れるはず。今のうちに、自宅に防災食を備えておくことをおすすめする。
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/06/30/63899/
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