正真正銘“ワイヤレス”で、世界最小のイヤホン 資金募集中

Earin

スマートフォンやiPodなどで音楽を聴くことが多い人には、イヤホンやヘッドフォンは必需品。しかしイヤホンにはコードが付きもので、絡まってしまったり、顔のあたりで邪魔になったり、どうも煩わしさがある。
これまでにも“ワイヤレス”を掲げるイヤホンが発売されているものの、実際には左と右のイヤホン同士がコードでつながっていたり、本当の意味で“ワイヤレス”とはいえないものだった。
スウェーデンの企業が開発している「Earin」は、“世界最小のワイヤレスイヤホン”だという。さまざまな技術を活用し、真のワイヤレスイヤホンを実現しようと取り組んでいる。
イヤホン内部にはBluetoothチップを搭載。まずシグナルを左イヤホンで受信。それをそのまま右イヤホンに送信し、ワイヤレスな構造およびステレオサウンドを実現した。

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イヤホン自体が非常に小型であるため、内部構造をコンパクトに収める必要がある。不要な機能は極力カットしたほか、小型の構造かつ電力効率のよいbalanced armature(バランスドアーマチュア式、BA式)のドライバを採用することで、サイズのコンパクト化という問題をクリア。このBA式とは、耳に障害がある人向けの補聴器や、ハイエンドなイヤホンなどによく用いられているものだ。
また、イヤホン内部に搭載できる程度の、非常に小さいバッテリーが必要となってくる。「Earin」の電池はおよそ3時間程度しかもたないが、円筒型をした専用ケースに入れておくだけで、常に充電状態となり、全部で約6時間程度の持続使用が可能になるという。自宅に帰った後、専用ケースを充電すればいいというわけ。
この“世界最小のワイヤレスイヤホン”は、現在、資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを開催中。「Earin」は2015年1月提供開始予定で、市場価格は159ユーロとなる見込み。すでに早期予約注文のいくつかは完売するなど、人気を集めているようだ。
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