littleBitsがこれで本格楽器へ? 新モジュール発表で更なる拡張が!
電子ブロック的なモジュール・キット・シリーズ、Little Bits、このたびSynth Kitを拡張する新モジュールとして「midi」「cv」「usb i/o」の発表がなされた。
これは、日本時間の今朝未明、スペイン/バルセロナにて開催されている電子音楽の世界的な祭典、Sónar 2014にて発表されたもので、新モジュールは3種。
まず「MIDI」モジュールは、その名の通りMIDI信号を出力/入力するものでDAWやシーケンサーからのMIDI信号での演奏/同期に加えて、その逆、切り換えでlittleBitsをMIDIコントローラーとしても使用可能になる。
2つめは「CV」モジュール、こちらはモジュラーシンセなどのアナログ・シンセサイザーなどで採用されている信号で、Synth Kitを接続してコントロールが可能となる。もともとモジュラー・シンセ的な性格の強い、littleBitsがさらにそうしたシンセ・カテゴリーと接続することも!
そして3つめは「USB I/O」モジュール。これはSynth KitのサウンドをDAWソフトに直接録音したり、DAWからのオーディオをSynth Kitに取り込むことができるUSBオーディオ・インターフェース。AbletonやPro Tools、Traktor、Max/MSPなどのソフトとSynth Kitを統合することができる。現在の音楽制作機器に欠かせないインターフェイス=USBをlittleBitsシステムの中に組み込んだことによって、格段に「楽器」としての存在感を増すことになる。
オシレーターやエフェクターなど、直接音色関わるモジュールではないが、楽器として、音楽制作に使える幅が広がった。まさに「拡張」系モジュールとして、littleBitsへの注目を集めるものになるのではないだろうか。
日本での発売価格などは未定だが、随時下記の公式HPをチェック!
(河村)
littleBits新3モジュール公式告知ページ
http://jp.littlebits.com/bits/new-synth-modules/
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