『美ST』に『ダーリンは外国人』作者も登場! 外国人夫もち女性の美しさの秘訣は「スキンシップ」「8cm以上ヒール」 [オタ女]

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中山美穂さんが表紙を飾る40代向けのファッション・ライフスタイル誌『美ST』(光文社)の2014年7月号。ここで気になったのは「『ダーリンは外国人』さんに学ぶ、一生”女”でいる方法」という特集。累計発行部数が300万部を超え、2010年には映画化もされている『ダーリンは外国人』作者の小栗左多里さんと夫のトニー・ラズロさんが登場しているほか、歌手の長山洋子さんなど外国人と結婚している計6名の美容価値観が紹介されています。

冒頭、「若くて可愛い」ということを重視しがちな日本ですが、”マチュア”(mature)という言葉で表現される成熟さを大切にする文化があるとしているこの特集。小栗さんはいい夫婦関係を保つのに「それぞれの世界を持ち自立すること」が必要と話し、ダーリンについて「ナチュラル指向の彼のは”自然に歳を取っていこうね”と言われますが、老いを受け入れる境地には至っていないので”いーや、私は抗う!”と宣言しています」とコメント。トニーさんが53歳で、小栗さんが47歳という年齢差がもたらすものでしょうか。
また「さりげなく感謝の気持ちを伝える」というのは日本人でもできる人はできるでしょうが、トニーさんは「花を贈ってくれることもある」とのこと。こちらは日本人男性では習慣がなくてなかなかできないことなのかもしれません。

挙げられている”世界基準”の美容価値観は、「ツヤ髪命、オイルは欠かさない」「ドレスアップに対応、できるデコルテを保つ」といったコスメ関連から、「スキンシップの時間を保つ」「夫婦でチャリティーパーティーに出かける」といったライフスタイル系まで7項目。「服はボディラインにフィットするもの」とあるあたりも、特別”外国人”感はないように見えます。
そんな中、「8cm以上の細ヒールで颯爽と歩く」という項目が。なんでも「足元はハイヒールで決めるのが欧米的な女らしさの要」なのだとか。身長差を縮めるという意味でも有効でしょうが、タイヘンそう…。
また、まつ毛はデコらずにマスカラ・育毛で自然さを強調し、爪も地にマニキュア・ペディキュアで華美に装飾しないというのも、大人な女性を演出するポイントとしています。ここでジェルを「子どもっぽい」からしない、としているのも気になるところ。

全体として”欧米基準の美”へのこだわりを感じさせる内容となっていますが、日本人には日本人の”美”があるはず。美容術よりも学ぶべきは、夫婦・パートナー同士で尊重しあうところなのではないでしょうか。

『美ST』オフィシャルサイト(光文社)
http://be-story.jp/

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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