100周年を迎える老舗企業『内田洋行』に行ってきた! ARの凄い技術を見せて貰ったよ

内田洋行本社

先日お伝えしたアニメフェア2010でフジテレビブースにAR(拡張現実)の技術協力をしていた『内田洋行(うちだようこう)』社。その日はAR技術や繊細ARなどのデモンストレーションを行っていたが、このたびガジェット通信が『内田洋行』さんにお邪魔することになった。1910年(明治43年)に創業された同社は今年で100周年を迎えることになる。

・『内田洋行』のARへの取り組み
『内田洋行』は様々な事業を展開しているが、今回紹介頂いたのはAR技術についてだ。その中でもオフィス事業、教育市場への取り組みを積極的に行っており、地図記号コンテンツやオフィス構築シミュレーションなどARの特性を活かした取り組みを行っている。この日、実際に等高線コンテンツを見せて貰ったのだが、今までは等高線だけでは山がどのようになっているのか分かりづらかったものが、ARを使うことによってCGの山を表示させ等高線を視覚的に理解出来るようにするといった物だ。

AR技術について 等高線を視覚的に

・高解像度AR
またこの日は特別に高解像度ARを見せて貰うことができた。今までのARはモデリングが簡素な物が多かったが、高解像度ARでは環境マッピング(映り込み)やきめ細かいテクスチャなど、細部にまでこだわって作られたものだった。椅子のモデリングにしても本物さながらのモデリングデータでズームして細部まで見ることができるという凄さ。

高解像度AR 映り込み 高解像度AR 人体の骨 高解像度AR チェアー

・車のデータも
アウディから提供されたデータを元に実車そのままのモデリングを再現したCGも見せて頂いた。これも自由自在に動かすことが可能で、車外だけでなく内装までそのまま再現されている。それだけではなく、エンジンまで実際に見ることが可能という。

アウディの車体CG エンジン 社内も再現

・『内田洋行』は実は楽しい会社
この日はAR技術を見せて貰うだけのはずが、会社の案内までして頂いた。ビル各階には様々な研究やプレゼンを行う施設がある。中でも注目なのは日本庭園付きのカンファレンススペースだ。日本庭園には掘りごたつ、茶室、さらにはお酒まで置いてあるという。仕事の疲れを取るのに良さそうな場所だ。年末は忘年会の会場になるのだろうか。

カンファレンススペース 日本庭園 掘りごたつ 良い眺め ビル中なんだけど

今回は歴史ある『内田洋行』のAR技術から施設の案内までして頂いた。同社はこういった技術のほかに最新の検索技術や油性マーカーの『マジックインキ』を開発したのもこの会社だ。

その時代にあわせた研究を行っており今後も教育や生活の場やオフィスにて活躍してくれることを期待している。

全ての写真を見たい場合はこちらのURLからご覧ください。
https://getnews.jp/?p=57742

内田洋行ウェブサイト
内田洋行とRTT社が戦略的パートナーシップを締結
http://www.uchida.co.jp/company/news/press/080904.html
プロジェクションテーブル
http://www.uchida.co.jp/tsushin/nl/nl-c/c007.html

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