【レポート】「東京マラソン2014」を走ってみた！　ラン＆応援のポイントは？

2014/02/24 16:30 藤本エリ

23日に開催された「東京マラソン2014」。スタート地点の東京都庁からゴールの東京ビッグサイトまでの42.195キロをプロランナー、市民ランナーが約3万6千人が駆け抜けました。「走りたいのに当選しない！」と人気ぶりが毎年話題の東京マラソン。今年も当選倍率は約10倍となったそう。

実はガジェット通信プログラマーのSさんもほぼ毎年応募しているのに、一度も当選したこと無かったとのこと。それが今年は見事初当選！　憧れの東京マラソンを走ることに。筆者も初めて会場に訪れてみましたので、前日の様子からレポートをご紹介します。

そもそも「東京マラソン」って？

2007年からスタートした東京マラソン。「ニューヨークシティマラソン」、「ロンドンマラソン」、「ボストンマラソン」に匹敵する市民参加型大規模シティマラソン。世界三大マラソンの一つとして、外国からも多くのランナーが訪れます。

男女フルマラソン、男女10kmロード、車いすマラソン（フルマラソン）、障害者（車いすの部、視覚障害者、知的障害者、移植者）10kmがあり、コースも「東京国際マラソン」のコースから大幅に変更され、通常は走ることのできない都心の車道を走ることが出来ます。銀座、浅草、スカイツリーなど東京の観光地を巡ることが出来る、目でも楽しめるマラソンなのです。

ランナー受付＆EXPOでテンションアップ！

3万人以上が走る東京マラソンともなれば、ランナー受付も大規模。東京ビッグサイトで行われました。同会場で行われた「東京マラソンEXPO2014」では東京マラソンランナーの方はもちろん、筆者の様にこれからランを始めようとしている人にも役立つ情報が盛りだくさん。

有森選手など、有名アスリートや講師陣によるセミナーも。

「アミノバリュー」などランナーをサポートするドリンクの配布や、便利なサービス紹介、

オフィシャルTシャツもずらり！　見ているだけでワクワクするブースの連続でした。以前、「東京マラソン当選者必見！　“自己流ランナー”の為の栄養補給と休養のタイミング」（https://getnews.jp/archives/503282）という記事でご紹介したとおり、効果的な練習や栄養摂取の方法など全て自己流で行って不安を抱えているランナーが多いはず。マラソン前日にこうした知識を学ぶことが出来るのは嬉しいですよね。

ランナーサポートのホテルプランで至れり尽くせりのサービスを

前日はスタート地点に近いハイアットリージェンシー東京とアミノバリューがコラボした「“アミノバリュー” ランナーサポートステイ」を利用。キングサイズベッドでの休息や、ゴール地点まで手荷物を預かってくれるサービスに加え、ランニングアドバイザー MIDORIさんによる「東京マラソン 2014 攻略セミナー」が。東京マラソンは地方の方はもちろん、海外からの参加者も多いイベント。ただの宿泊だけで無く、こうしたサービスが受けられるのは嬉しい限りですよね。

大会当日にはストレッチ、本番前の準備指導も受けて体をあたためます。

走る30分前にアミノバリューコンクを飲んで準備完了！

いざスタート！　コスプレランナーや沿道の応援が楽しい東京マラソン

いよいよ大会がスタート。3万6千人が一斉にスタートする光景は圧巻で、応援する側もランナーを見つけるのに一苦労です。写真は20km地点のSさん。給水所はもちろん、至るところにアミノバリューの提供があって、こまめに水分とBCAAを補給しながら走ったそう。後半はバナナやアンパンなどが配られ、ランナーの皆さんの疲れを癒していました。

沿道にも人・人・人！　こちらでもランナーを見つけるのに一苦労。逆を言えばランナーの皆さんも応援する人を見つけるのに苦労するそう。旗や帽子など分かりやすい目印があるとバッチリです。

ゴール地点のビッグサイト近くでは「東京大マラソン祭」と称し、アイスホッケーなどスポーツが体験出来るスペースやご当地フードが楽しめる屋台村など、家族連れで楽しめるイベントでした。

無事ゴール！

無事ゴール、42.195km完走です！　タイムは目標の4時間代には及ばず、5時間代後半となりましたが、こうして元気に完走出来たのですから初挑戦にしては立派だったのでは無いでしょうか。日頃からランが趣味のSさんも、この東京マラソンをきっかけに、自分のウィークポイントや今後強化していきたい筋肉など色々な事が見えてきたそう。今後のランへの意識が高く変わったとのこと。筆者も応援しているだけでしたが、ランナーの皆さんの笑顔が素敵で自分も走りたくなっちゃいましたよ。

ちなみに毎年話題になる「十字架を背負ったイエス・キリスト」も見ました！　裸足で42.195kmももちろんすごいし、ゴールした後ニッコリともせずにずっとキリストを演じているのもすごい。

記念のタオルをかけてもらって、メダルをもらって。嬉しい瞬間です！

走った後はアミノバリューや、みかん、バナナなどがもらえます。疲れた体にしみわたる。アミノバリューはラン前や途中はもちろん、走り終えた後に飲むのが重要。運動後、十分な栄養と休養をとれば、体力が回復するだけでは無く、成長期の子供などでは運動前よりも身体の機能が高まることも。反対に、栄養と休養をとらなければ身体の機能が回復しません。走る30分前から2000mg以上のBCAAを含む飲料を補給し、長時間に及ぶマラソンではこまめなBCAA摂取がポイント。パフォーマンス低下を軽減し、コンディションをサポートします。

Sさんはランナーとして、筆者は応援として初めて参加した「東京マラソン2014」。分からない事、不安な事もあったけど、事前のセミナーやEXPOで情報を仕入れた事で楽しく参加することが出来ました。来年も当選すればいいなぁ（Sさんが！）。