山田太郎議員コミケ前演説でチラシを配布 『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)がマスコットキャラクターを公募

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児童ポルノ法改正による表現規制強化や単純所持規制に反対を目的として結成された『エンターテイメント表現の自由の会』(AFEE)が2013年冬のコミックマーケット85でチラシを配布。マスコットキャラクターの募集を2014年2月2日を1次締切として実施しています。

チラシによると、『AFEE』は「日本発のエンターテイメント表現がかかえるさまざまな問題について考え、またアクションを起こしたい皆さんのための超党派の団体」。とはいえ、名誉顧問にはみんなの党の山田太郎参議院議員が名を連ね、編集長の坂井崇俊氏も山田議員の公設秘書を務めている人物です。
公式サイトには、児童ポルノ法について「虐待を受けた子どもの救済を軸とした法令にすべきです」「虐待の被害者がいないマンガ・アニメなどの規制強化に反対です」「いわゆる”単純所持”の禁止には、厳しい制約を設けるべきです」とあり、児童ポルノ法改正に反対の論陣を張り続けている山田議員の主張が色濃い団体となっています。

表現規制問題のPRをするマスコットキャラクターの募集は、『AFEE』が運営する『青少年に伝えたいエンタメの自由Wiki』やチラシなどに使用予定。オリジナルのものが対象で、等身大のイラストでも可能だが掲載はデフォルメ化されたものが中心になるとのこと。画像の投稿先としては『pixiv』『ニコニコ静画』が指定されています。

コミケ85開催中の2013年12月29日・30日には、山田議員がりんかい線国際展示場駅前で演説を敢行。「児童ポルノ法が改正されるとコミケが危ない」と強調し、法改正への関心を持つことを訴えるだけでなく、『AFEE』のチラシ配布も実施しました。とはいえ、足を止めて耳を傾けていたのは数十人程度で、その活動が充分に認知されているとはいえない状況。このマスコットキャラ募集がネットユーザーや絵師たちの注目を引くのには、もう一歩工夫が必要となってきそうです。

AFEE エンターテイメント表現の自由の会
http://afee.jp/

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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