使えるのは玄関・ベランダや外壁だけじゃない!? 専門店に訊く家庭用高圧洗浄機を選ぶポイント
年末年始に向けて大そうじの準備をするにあたり導入を検討している人も多そうな家庭用高圧洗浄機。最近はCMなどの露出や取り扱う家電量販店で見かける機会も増えました。しかし、実際の選び方や使用時の注意点が気になり、購入に二の足を踏んでいるという人もいるのではないでしょうか。
そこで、高圧洗浄機專門店『ヒダカショップ』能勢高志さんに、家庭で洗える場所やメーカーの特徴、賢い使い方について訊いてみました。
「ケルヒャーさん(ドイツのメーカー)がテレビショッピングで取り上げられたことをきっかけに、消費者の皆さんに”家を洗う”という利用シーンがだいぶ浸透した実感があります。『ヒダカショップ』でも年々発売台数は増えていますね」という能勢さん。ハウスクリーニングを依頼した際には10000~60000円程度かかるような外回りの掃除を、1~2万円前後の高圧洗浄機を使えば自前で出来る、という側面もあるようです。
能勢さんによると「外回りのカーポートやテラス、壁面を女性でもラクに洗うことができる事と、基本的に洗剤を使わず水圧によって汚れを落とすという環境にもやさしい、というところがメリットです」といい、導入しているユーザーは駐車場の床やブロック塀のほか、変わったところではお地蔵さんを洗うのに使っているとのこと。特にタイルや大理石、コンクリートなどの隙間などは汚れを圧力で剥がす高圧洗浄機が有効といいます。
「車を洗う際にも、最初に高圧水で細い砂をキレイに流しておくと、ブラッシングしてボディを痛めなくて済みます。洗剤が残ってまだらになることを防ぐためにも、最初と最後に高圧洗浄機で流すことがおすすめです」(能勢さん)
とはいえ、一戸建てや車を所有していない人にとっては「使う場所がない…」ということになるのでは?
「マンションだと、玄関やベランダやサッシの隙間を洗うのに使っている方が多いです。あとは網戸やレールですね。手で洗うのは大変なところでも、高圧洗浄機を使うと簡単さを実感して頂けています。普段は手が届かないような窓や壁の隙間を洗いたいというご希望にも、別売アクセサリーを使うことで対応できます」(能勢さん)
ほかにも、お風呂場などの水回りで、頑固な汚れがついてしまったところも驚くほど簡単に汚れが落ちるとのこと。延長パイプやデッキブラシを使えば、壁や天井も洗うことができるため「薬品の匂いが苦手という人に使って頂いています」(能勢さん)というメリットも。
ホースやウォッシュブラシなどのアクセサリーを集めていく楽しさもありそう。中でもテラスクリーナーは、回転させて広い面積に圧力をかけることができるため、外回りの掃除をする際に威力を発揮するとのこと。
そんな高圧洗浄機を購入する際に、チェックする必要なことは?
「水圧をかけるのにモーターを使っているので、電源によっては充分な性能が発揮できないこともあります。ケルヒャーさんや『ヒダカショップ』オリジナルモデルの『HK-1890』は、電気の50Hzと60Hzのものが用意されているので、お客様の住む場所によってご案内するようにしています。使用の際は、電源と水道からの距離を確認すると、必要なアクセサリーなども分かると思います」(能勢さん)
外回りだけでなく、ベランダや窓、お風呂場などにも活用できそうな高圧洗浄機。
能勢さんは「最初は入門機を購入された方が、より水圧の高くて汚れが落ちやすいモデルを求めるというケースも増えてきています」といい「『ヒダカショップ』ではモニターの声や使用画像、動画をアップしているので、購入の参考にして頂ければうれしいです」と話してくれました。「今年は徹底的に大そうじする!」と決意している人にとっては導入を真剣に検討する価値があるのではないでしょうか。
高圧洗浄機専門店 ヒダカショップ
http://www.hidaka-shop.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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