ネットビジネスで成功するための5つの原則
病気や怪我で、昨日までの生活が一変してしまう。それは誰にでも起こる可能性があることだ。
『テトラポッドに札束を』(幻冬舎/刊)の著者である和佐大輔氏は、12歳のときの事故によって、首から下の運動機能を失い、車椅子生活を余儀なくされる。しかし、17歳で起業し、1年で1億円稼ぎ、25歳になる現在まで、右肩上がりで収入も増えているという。
重度の障がいを持ちながら、どのようにして自分の仕事を見つけたのか。どのようにしてネットビジネスの世界で成功したのかを本書で紹介する。
高知県で生まれ育ち、悪ガキとして活発な少年時代を過ごしていた12歳の和佐氏。テトラポッドから海に飛び込んで遊んでいたとき、テトラポッドに頭から激突してしまい、首の骨を圧迫骨折し、頸椎損傷という障がいを負ってしまう。それから2年間リハビリのため入院し、介助者がいればなんとか車椅子で生活ができるようになった。15歳にもなると、何となく高校を卒業した後のことを考えるもの。しかし、脊髄損傷という障がいは移動が不自由なため、就職自体が至難の業だった。そんなとき、WEBデザイナーなどの自宅でできる仕事に就くことが真っ先に思い浮かんだという。そんな時、インターネットを検索していて出会ったのが「ネットビジネス」だった。
そんな和佐氏が、ネットビジネスで気づいた5つの原則がある。
1.売っているものは商品だけではない
2.理想のキャラクターを演じることで信頼される
3.上から目線ではなく、俺様目線で発言することで存在価値が生まれる
4.仕組みを正しく利用すればレバレッジが利く
5.DRMほど強力なマーケティングはない
これらの原則を立体的に理解し、行動に当てはめれば、個人の力を最大化させることができるという。
12歳で障がいを負い、絶望的な状態から17歳で起業し、1年で1億円稼ぎだした。この特殊な経験から和佐氏に見えてきたものは、「僕のような人間でも活躍できる」という希望の光と、「これから先、社会に必要とされなくなる人が増える」という絶望の闇だという。
体に不自由なく暮らしている人でも、希望と絶望、現実と理想の間を行ったり来たりしながら生きているはず。和佐氏のたくしましい生き方に勇気づけられる人も多いはずだ。
(新刊JP編集部)
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