ポップ&ビビッドでより鋭角的に! 「kawaiiのその先」を目指す6%DOKIDOKI内装リニューアルが完成
「センセーショナル・ラブリー」をコンセプトにポップなカラーのアイテムを揃え、原宿カワイイカルチャーの最前線で女子の心を掴み続けているショップ6%DOKIDOKI。その内装リニューアルが完成し、関係者・メディア向けにお披露目。これまでのカラフルな雰囲気を引き継ぎながらも、床や壁がブラックとなり、オーナー・アートディレクターの増田セバスチャンさんが示す「kawaiiのその先」をビビッドに表現した店内になっています。
2005年に移転して以来、現在のビルで親しまれていたロクパーのショップ。パステルカラーのアイテムが映えるインテリアと、イエローの床、メリーゴランドを想起させる内装が印象的だったというファンは多いはず。リニューアルに先駆けて増田さんは「破壊することこそ創造力。湧き出る衝動こそ原動力」とコメントしており、惜しまれつつもその役割を終えたといえるでしょう。
リニューアルしたロクパーのショップ。
ビルの階段を上って2F入口に着くと、まず目に飛び込んでくるのが、さまざまなアイテムが散りばめられたマット。これまでロクパーや増田さんの作品を彩ってきたアイテムが中に詰められていて、来店者はプラスチックが砕ける感触を覚えながら入ることになります。
店内では、原色のキューブが飛び出しており、ポップさと鋭角さを両立させた内装に。より強靭さが感じられ、増田さんの「kawaii」がもつ核の堅さも表現しているかのよう。
奥にあるのは、大きなマウスと注射器。「Beyond the “Kawaii”」のキービジュアルも飾られており、これから記念撮影のスポットになるのは間違いないのではないでしょうか。
このリニューアルを記念して、ロクドキでは新しいアイテムとして総柄タイツ「Colorful Rebellion “crash”」(税込3990円)を発売。デザインには新キービジュアルの女の子の足下にあるカラフルな瓦礫の写真を使用。ピエロのマスクやガラスの破片、壊れたオモチャといったモチーフが隠されているのが刺激的です。
リニューアルオープンは2013年11月16日12時。ロクパーのファンだけでなく、ファッションマニアや原宿カルチャー好きならば、その変化を目撃する価値ありです。最後に増田さんのコメントを掲載するので、来店前にぜひご一読を!
増田セバスチャンさん最新コメント全文
「今回、このタイミングで内装をリニューアルすることを、多くの人が不思議がっているようですが、僕にとってはずっと前から構想していたギリギリのタイミング。原宿から生まれたkawaii文化が発展した今、6%DOKIDOKIは一足早く次の段階に突入しないといけないとずっと思っていました。
今回の新しい内装にはindividualな要素を強く閉じ込めています。原宿は、「個人的な思い入れの街」であり、コアに原宿に通う人々は「自分の場所」として通っています。原宿のkawaii文化が認知されて世界に広まるのはとても良いことですし、もちろん自分もそれを望んで活動しているのですが、それとは別の軸で、「みんなの場所」になった原宿を、今まで作ってきた物を一度壊してでも「自分の場所」に作り直す必要が有ると感じていました。
実は今回、1995年、僕が24歳の時にショップをオープンするときに作った初めての6%DOKIDOKIのDMのデザインを内装に反映させています。それは、僕自身が原点に帰るという単純な意味も有るけれど、当時の気持ちや勢いを、今の自分が進化させて再構築したかったという方が近いと思います。1つ前の6%DOKIDOKIの内装が好きな人は、そのパッと見の印象の違いでショックを受ける人もいるかもしれませんが、よく、よーく見てほしい。僕が作る作品はいつも「色と衝撃」を大事にしていますが、それらを通じて伝えたい事はいつもひとつで、見せ方を変えているだけにすぎません。変化を恐れていては何も始まらないし、何も生まれない。こうやって時代の先を見つめて、原宿の街で19年続けてきたのが、この6%DOKIDOKIです。
あなたが知っている原宿やkawaiiは、まだまだ物語のほんの入り口かもしれない…
ドキドキしながら、ぜひ深く足を踏み入れてください!」
6%DOKIDOKI 日本語公式サイト
http://www.dokidoki6.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
ウェブサイト: https://note.com/parsleymood
TwitterID: ryofujii_gn
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