冷え性に効く黒い食べ物と冬の食材
冷え性の主な原因は食生活の乱れ。白砂糖には特に注意
「靴下を履かないと眠れない」「手先や足先が冷えて感覚が無い」など、成人女性の2人に1人は冷え性に悩んでいます。冷えや低体温は万病の元といわれ、肩こり、腰痛、頭痛、不眠、肌荒れ、生理痛などの様々な不快症状が起こります。また、不妊の原因の一つとも考えられています。
冷え性になる原因は生活習慣にあると考えられています。その中でも食生活の乱れが主な原因です。例えば、無理なダイエットや不規則な食事など。特に現代人が好んで食べるファストフードやスナック菓子などは体を冷やす作用があります。特に気をつけたいのが白砂糖です。ジュースやケーキ、アイスクリームなど、冷たくて甘い物は冷え性の大敵です。 糖分を取り過ぎると、血糖や中性脂肪が増えて血行が悪くなります。冷え性の症状が気になるときは、少し控えることを心がけましょう。
黒豆や黒胡麻、黒酢や黒砂糖が◎。冬の食材とバランスよく
それでは、冷え性に効く食べ物とは一体何でしょうか?黒い食べ物が冷え性には良いといわれています。黒豆や黒胡麻、黒酢や黒砂糖などはオススメの食材です。また、一般的に寒い季節に採れるものには、体を温めてくれる食材が多いとされています。例えば、ゴボウ、レンコン、ニンジンなどの根菜系。他にもかぼちゃ、ニラ、ネギ、生姜、ニンニク、唐辛子、羊肉、イワシ、サンマ、シャケなどがあります。
反対に、暑い季節に採れるものは、体のほてりや熱を取る食材が多いとされています。 例えばトマト、きゅうり、レタス、ナス、すいか、メロンなど、夏野菜として代表されるものをはじめ、他には枝豆、馬肉、海苔、ひじきなどがあります。
しかし、これらは冬に食べてはいけないということではありません。特に海藻類などはミネラルを豊富に含んでおり、栄養的にはとても優れています。続けて大量に摂取しないとか、サラダ(冷)ではなくスープ(温)にするといったように摂取の方法を工夫をすれば、あまり堅苦しく考える必要はありません。
むしろ大切なのはバランスです。旬の食材を中心にしたメニューを、毎食きちんと摂取する。それを実行していれば、自然と体を温める「冷え性対策の食事」になるのです。
最後に、冷え性対策に効果的な食材を使ったオススメのレシピを紹介します。温かいご飯によく合う常備菜として、冷蔵庫で約1週間、日持ちします。
【生姜とゴボウの佃煮】
材料・・・生姜50g、ゴボウ1本(約150g)、削り鰹節(1パック3g)、黒胡麻(大さじ1)、しょう油(大さじ2)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ1)、砂糖(小さじ1)
①生姜とゴボウ1本をせん切りにします。
②フライパンにサラダ油(分量外)を加え、生姜とゴボウを炒めます。
③そこに酒、みりん、しょう油、砂糖を加えて、汁気が無くなるまで炒めます。
④削り鰹節1パックと黒胡麻を③に加え、全体を混ぜたら火を止めます。
ぜひ、お試しください。
最新の気になる時事問題を独自の視点で徹底解説するWEBメディア「JIJICO」。各分野の専門家が、時事問題について解説したり、暮らしに役立つお役立ち情報を発信していきます。
ウェブサイト: https://mbp-japan.com/jijico/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。