VAIO TypeP は字が小さすぎる! だから大きくしてみました
VAIO TypeP を購入して二週間ほど経ちました。購入直後のもっさりしていた動作も、VISTAの不要な機能やアプリを片っ端から削除してだいぶサクサク動作するようになりましたが、ひとつ困った問題が。
TYpeP のウリである、小さいけど高解像度のモニタが、なんとも使いづらいんですよね。私は TypeP を出先でメールやメッセ確認するのに使う予定だったので、多少文字が小さくてもなんとかなるかなと思ってたのですが、甘かったです。
左が TypeP の画面、右が新聞の文字です。どうです、この小ささ? まるでコンパクト版の辞書の文字みたいでしょ? 正直、この画面を1日中見続けていると、車酔いになったように体調が悪くなります。
というわけで解像度を変更できないか調べてみました。メールやメッセンジャーならば、今の解像度のちょうど半分、800×384 もあれば十分です。それなら画面も綺麗に表示できるハズ……。
……できない! TypeP のグラフィックドライバの設定では、1600×768/1024×768/800×600 の三種類しか選べないのです。なんで800×384がないんだーー!
解像度800×600 にすると、文字が横長になって変な感じ……。
VISTAのシステム設定でシステムフォントを 96dpi から120dpi にすることはできますが、アプリが対応してなかったり、外部モニタを接続するとそちらの画面が文字が大きすぎたりイマイチ使えないです。
困ったのでソニーのサポートに「TypeP の画面を 800×384 で使用したいのですがドライバが対応していません。800×384 で使えるようにしてください」とメールを送ってみました。翌日ソニーから来た返事はこんな感じでした。
「TypeP で動作確認・保証している解像度は下記の3種類のみとなっております。(中略)上記内容については弊社カタログなどでも記載しておりますのでご確認下さい(おまえはカタログスペックも読めないのか?)」 ※(カッコ)内は筆者が読んだ行間。……腹立つわー。ソニーは対応するつもりがまったくなさそうです。というわけで腹が立ったので自力でなんとかすることにしました。
東急ハンズに行って材料一式を購入してきました。
まずはヒノキの角棒・丸棒(400円)、蛇口用の水道管(860円)、L字金具(200円)、そして接着剤を用意します。はじめに、それぞれの材料を切ります。角棒は35センチ、丸棒は18センチと2センチに切りました。切った材料を組み立てます。このとき、寸法をちゃんと整えないとカッコ悪いデキになるので、長さや太さだけはキッチリとそろえましょう。
寸法通り切った部品を組み立てるために固定をします。釘や木ねじでしっかりととめます。部品の木はキャシャなので、繊細に扱いましょう。続いて、何のために買ったのか不思議に思っている人も多いはずの、水道管の加工に入ります。まず、水道管の先端部分の横に3ミリの穴を開けます。
ちゃんと穴は開きましたでしょうか? そこに、L字金具をビスで取り付けます。ここもしっかりと取り付けないと、あとで崩壊する場合があるので、きっちりと強く固定しましょう。
さて、これで下準備は完了です。ここでいよいよ本日の主役が登場です! 平面レンズ(フレネルレンズ)です。拡大率2倍(4倍レンズつき)のものを購入しました。東急ハンズで1,050円です。
平面レンズの取り付け方ですが、レンズの取っ手部分に先ほどのL字金具を取り付けます。ズレないように2本のネジでとめてくださいね。
すると、けっこうサマになっていますよね。本物の公式アイテムのようです。もっとも、ソニーは公式にこんなに便利なアイテムを発売していませんが……。もっと公式っぽくするために、仕上げとしてVAIOのロゴをつけましょう。そこまでしなくていいと思う方もいるかもしれませんが……。
VAIOのロゴは簡易的に作ったものなので家庭用プリンターで印刷したものを使います。プリンターで印字した後、両面テープで貼り付けます。それだけ。
これで完成です! パソコンショップや通販で売られていたら、けっこう VAIO TypePユーザーは欲しがると思うのですが……。
ということで、さっそく使用してみました。とても見やすいだけでなく、レンズの安定感もあってなかなかいい感じです。
やっぱり、画面がすっきり見やすくなると快適ですね(同僚の女子社員から「じいさんみたい」て言われましたけど)。
しばらくこれで我慢しながら、いつかソニーさんがドライバを更新してくれるのを待つこととします。ドライバを更新してくれるのを……。
【 小鳥用木工グッズは こちら 】
こんな関連の情報や記事もあります
こんな名刺もあるの!? 電子工作名刺などデザイン名刺集
【開封動画】VAIO type P がやってきた!
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。