Android XR搭載の次世代ARグラス「XREAL AURA」を発表 グラスに演算処理を行う外部パックを有線接続する空間コンピューティングデバイス

XREALは11月2日、Android XRを搭載する空間コンピューティングデバイス「XREAL AURA」を日本国内で発表。同日から予約受付を開始し、11月27日に発売します。

ARグラスと外部パックから構成する空間コンピューティングデバイス

95gと軽量なARグラスを、演算処理チップ、バッテリー、ストレージを内蔵した「外部パック(tethered puck)」もしくは「コンピュートパック」と呼ぶコンピューティング環境に有線接続して利用する空間コンピューティングデバイス。

ヘッドセットやグラス型デバイスに最適化されたAndroid XRを搭載。空間上に表示するユーザーインタフェースからハンドジェスチャーや外部パックのタッチパッドでアプリを起動して、目の前の大画面で利用できます。

グラスは5段階の調光に対応、目の前の視界をパススルーで確認しながら、ソニー製マイクロOLEDディスプレイにより70°と広い視野角(FOV)で映像やアプリを表示します。

グラスに搭載するXREAL X1Sチップとカメラにより、空間上に画面を固定する6DoF(Degree of Freedom、自由度)の空間ディスプレイを実現。空間上に複数のウィンドウを配置したり、ユーザーの手元を認識してハンドジェスチャーの操作に対応します。「トラベルモード」と呼ぶモードでは、新幹線やタクシー、飛行機などの移動中でも画面のドリフトが発生しないとしています。

外部パックにはSnapdragon Reality Eliteプラットフォームを搭載。48TOPSのAI処理性能を持つNPUは前モデル比で最大160%、CPUパフォーマンスは最大30%、GPUパフォーマンスは最大60%向上しています。RAMと外部ストレージの構成は、12GB+256GBのモデルと16GB+512GBのモデルをラインアップします。重量は約265gで、バッテリー容量は4455mAh。最大57Wの急速充電に対応します。

空間コンピューティングに必要な要素がそろった2026年

XREAL創業者でCEOのChi Xu氏は、同社が創業以来「誰もが空間コンピューティングを利用できる世界を実現する」というビジョンを継続し、「ソニーのマイクロOLED」「Qualcommのチップ」「GoogleのAndroid XR」という空間コンピューティングに必要な要素がそろったのが2026年だったと製品化の経緯を説明。GoogleのAndroid XR グローバルパートナーシップディレクターのルーシー・ジン氏に製品パッケージを手渡しました。

ゲスト登壇したソニーセミコンダクタソリューションズ ディスプレイデバイス事業部 ディスプレイデバイス1部 統括部長の北洋輔氏は、ミラーレスカメラのファインダーから量産が始まったマイクロOLEDディスプレイをARグラスへ展開した2020年の「Nreal Light」から続く、同社とXREALとの協業について説明しました。15年かけて輝度は50倍に、画素ピッチは1/2に、消費電力は85%減と進化。XREAL AURAでは、片目1920×1200の解像度で最大120Hzのリフレッシュレートを実現しています。

タッチ&トライコーナーで体験してみたところ、パススルーの視界は良好でジェスチャー操作の認識精度も高く、ストレスなく利用できる印象。グラス本体は重さを感じさせず、長時間装着しても疲れにくいのでは。

眼の快適性という観点では、「アイ・コンフォート(5つ星)」「高い視認性」「色の正確性」「低ブルーライトおよびフリッカーフリー」の4部門でTUV Rheinlandの認証を取得したことが発表され、TUV Rheinland アジア太平洋電気部門担当副社長のTerrence Cheung氏から認定証が授与されました。

Geminiが使えるAIグラスでもある

Googleのルーシー・ジン氏は、XREAL AURAはAndroid XRを搭載する初の有線XRグラスだとして、XRデバイスがデジタルと現実世界を融合し、Geminiが状況や意図を深く理解してユーザーをサポートすると説明しました。Android XRを搭載するデバイスは、Geminiが動作するAIグラスという特徴も備えることになります。

利用イメージとしては、メインのウィンドウでゲームをプレイしながら左右のウィンドウでYouTubeやDiscordを使って攻略法を調べるだけでなく、Geminiと会話しながらプレイ中の画面の攻略アドバイスをもらうような使い方が可能になります。

外部パックとPCをUSB-Cケーブルで接続すると、有線ミラーリングが可能になります。目の前の大画面でPhotoshopを使いながら、Geminiに使い方を聞くような利用法も。

充実したアプリ群にも言及。Google Playから数百万のAndroidアプリがインストールできる他、XR向けに200以上の没入型アプリが利用できるとしています。

Gemini対応のアクセサリーを発売

作業環境としての利用やゲームのプレイに向けて、専用のアクセサリーを発表。いずれもGeminiに対応します。

「XREAL ワイヤレスキーボード」は、手軽に持ち運べる三つ折りの折りたたみ式Bluetoothキーボード。ファンクションキーにはAndroid XRのシステム操作やGemini Liveを起動する操作が割り当てられています。

「XREAL ゲームコントローラー」は、ゲーミングデバイスメーカーのGameSirと共同設計したワイヤレスゲームコントローラー。マイクロスイッチトリガーとホール効果トリガーを切り替えて使えるデュアルモードトリガースイッチ、ドリフトを抑えて精度を高めたホール効果スティック、6軸ジャイロセンサーによるモーションコントロール、リマップ可能な4個のボタンといった機能を搭載し、ホームボタンは短押しでAndroid XRのランチャーに復帰、長押しでGemini Liveの起動が可能。ゲーム中にGeminiを呼び出し、攻略のヒントをもらうことができます。

先行予約キャッシュバックキャンペーンを実施

11月27日14時から販売を開始。価格は12GB RAM+256GBストレージのモデルが22万9800円(税込)、16GB RAM+512GBストレージのモデルが26万9800円(税込)。フレームサイズがM(IPD 60~66mm)、L(IPD 66~72mm)の2サイズをラインアップします。

11月26日23時59分までの予約期間に全額前払いで購入すると、2万9900円のキャッシュバックを適用するキャンペーンを実施中です。

XREAL ワイヤレスキーボードの価格は1万2980円(税込)、XREAL ゲームコントローラーの価格は1万8990円(税込)。各種バンドルセットも予約受付中で、AURA本体とキーボードのセットは12GBモデルが21万2880円(税込)、16GBモデルが25万2880円(税込)。AURA本体とゲームコントローラーのセットは12GBモデルが21万8890円(税込)、16GBモデルが25万8890円(税込)。AURA本体とキーボード、ゲームコントローラーのセットは12GBモデルが23万1870円(税込)、16GBモデルが27万1870円(税込)。専用度付きレンズフレームはJUN GINZAから提供し、現在予約受付中です。

実機を手に取って試せるプレミアム体験会の開催も発表。11月14日に福岡、12月1日と2日に東京、12月19日に大阪で開催を予定しています。

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宮原俊介

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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