『デススト』の空気感を現実で体験!! Niantic Spatialが手掛ける新たなチャレンジから感じた「未来のIngress」を考える
2026年10月31日より、麻布台ヒルズギャラリーにてコジマプロダクション10周年を記念した展示会「KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」が開催。
会場ではコジマプロダクションが手掛ける大人気タイトル『デスストランディング』を題材に、Niantic Spatialと共同で開発を進める位置情報ARアプリ『DEATH STRANDING ODRADEK:TOKYO PROTOTYPE』が来場者向けに提供されている。
終わりなき創造と未来のカタチ
本記事では2026年12月20日まで開催中の「KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY
EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」で体験できる位置情報ARアプリ『DEATH STRANDING ODRADEK:TOKYO PROTOTYPE』に注目。
Niantic Spatialが手掛ける『Ingress』プレイヤー目線でその手応えと未来の可能性についてリポートする。
劇中の緊張感を味わえる配送体験
今回紹介する位置情報連動型のARアプリ『DEATH STRANDING ODRADEK: TOKYO PROTOTYPE』は、2026年12月20日まで開催中の「KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」(以下、コジプロ展)で配布中のQRコード、もしくはAndroidとiOSそれぞれAppストアを通じて入手できる。
その元となる『デス・ストランディング』とは、現世と死の世界のあいだにある境界線「ビーチ」の影響下にある未来を舞台に、分断された北米大陸を繋げるためたった1人で配達に挑むストランドゲーム(ソーシャル・ストランド・システム)である。
【コジプロ展:チケットはこちら】
https://beyondthestrand.kojimaproductions.jp/ja/
【デス・ストランディング:第1作目のPV】
その世界観を題材に配達を追体験できるのが、今回紹介するNiantic Spatialとコジプロが共同で開発を行っているアプリというわけだ。
当アプリは会場周辺の「とあるモニュメント」で荷物を受け取り、指定の場所まで配達を行うという内容。
まずは指示に従って対象のエリアまで移動しよう。
荷物を受け取ったら画面下部、中央にある「オドラデク」という周辺の地形をスキャンするデバイスで安全を確認しながら目的地に向かって移動を開始。
茂みや車道、水辺など歩行困難もしくは注意すべきルートを「オドラデク」が読み取り表記してくれるのはゲーム本編同様の仕掛けだ。
目的地で荷物を納品すると依頼主が荷物の状態を確認。
状態によって評価がかわるようだけど今回はSランクで終えることができた。
ちなみに、評価画面をよく見ると「カーゴの損傷」を示す表記がある。
もしかすると本編同様、険しい道を進むと痛めてしまうのかちょっと気にはなるところだ。
さて、荷物を届けて安心していると依頼主から周囲に危険(カイラル濃度の上昇)が迫っているとメッセージ。
赤い矢印が示す方角を見てみると「BT」(Beached Things:座礁体)と呼ばれる不気味な存在が姿を現す。
慌ただしく動き出すオドラデクや泣き出すBB、周囲に迫るBTたちの手形など音響を含めまさに『デススト』の世界が目の前にあるのは感動のひと言だ。
『Ingress』の未来を想像する体験
『DEATH STRANDING ODRADEK: TOKYO PROTOTYPE』の結末は実際にプレイしてからのおたのしみ。
ここからはNiantic Spatialが開発運営を行う位置情報ゲーム『Ingress』プレイヤー目線で感じた「未来」のカタチについて話していく。
『Ingress』とは『ポケモンGO』やその後リリースされる『ピクミン ブルーム』や『モンハンNow』の基盤たる存在。
その後、これら3タイトルはScopelyに買収されたが、当時Nianticが唯一手元に残したのが『Ingress』というわけだ。
そんな『Ingress』も今年で14周年。
いろいろな意味で今後の展開を気にしてしまうのがプレイヤー(ゲーム内ではエージェントという)の性だろう。
当然筆者もその1人だ。
仮に未来のカタチがあるのならどんな世界になるのか。
以前からARグラスを使って可視化する世界、いまよりリアルに現実世界と混じり合う環境を想像させるアプローチが何度かあった。
今回その可能性を感じたのがこの『デススト』アプリだ。
また、Niantic Spatialが提供する「Scaniverse(スマートフォンや市販の360°カメラを使い3D空間をキャプチャするモバイルおよびWebプラットフォーム)」が、仮に『Ingress』で活用されるとしたらという未来を具体的に想像できたのも今回の収穫だ。
2つの陣営がポータルを奪い合う『Ingress』でこれをどう整えるのかは別の話だが、とくにポータルを道しるべに街歩きを楽しむ「ミッション」というゲーム内コンテンツとの相性はかなりよさそうだと感じた。
当然、この『デススト』アプリはタイトル通りの「プロトタイプ」であり、Niantic Spatialがこうした技術を未来にどう活かしていくのかはわからない。
それでも「こうなるんじゃないか」「こうなったらいいな」とポジティブな夢を抱けるだけの体験を今回は味わうことができた。
『デススト』シリーズのファンはもちろん、『Ingress』エージェントのみなさんもぜひ、イベント開催期間中に現地で当アプリを遊んでみてもらいたい。
P.N.深津庵
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(執筆者: 深津庵)
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