海外の映画人が“マスター”と仰ぐレジェンドなのに 「SNS 不使用で連絡先不明」三池崇史監督の現場スタイル
圧倒的な疾走感と先鋭的な演出で、これまでも国内外に数多くの衝撃を与えてきた監督、三池崇史。バイオレンスの巨匠とも呼ばれた日本が誇る世界のミイケが、ハリウッドで今最も勢いのある新進気鋭のスタジオ NEON と融合。三池監督は、今年のカンヌ国際映画祭期間中に実施された、カンヌとシッチェスの共同企画「Fantastic 7(ファンタスティック・セブン)」において、これまでのキャリアが高く評価され、「ファンタスティック・ゴッドファーザー」にも選出されました。
そして、日本映画界にとっていまや歴史的作品となった『クローズ ZERO』で三池監督とタッグを組んだ小栗旬が、これまでのイメージを完膚なきまでに破壊する、最もダークでセクシーな「史上最悪の汚職刑事(バッド・ルーテナント)」を怪演しています。さらに、『シンデレラ』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』などで知られるハリウッドのトップ女優・リリー・ジェームズを迎え、東京のダークサイドを世界基準の映像美で炙り出すサスペンスアクション『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が、世界に先駆け10月23日より公開となります。
海外の映画人から“マスター”と崇められる三池…なのに「誰も連絡先が分からない!?」 鬼才・三池崇史監督の世界的熱狂と知られざる素顔
『パラサイト 半地下の家族』『ANORA アノーラ』でアカデミー賞®作品賞とカンヌ国際映画祭パルム・ドールの W 受賞という世界最高峰の栄誉に輝いた作品を送り出し、6 作連続でパルム・ドール受賞作を配給してきたハリウッドの気鋭スタジオ NEON。同スタジオが企画段階から北米配給を決めた異例の日本映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』でメガホンを取るのが、圧倒的な疾走感と先鋭的な演出で国内外に衝撃を与え続けてきた鬼才・三池崇史監督だ。日本国内にとどまらず海外にも熱狂的なファンを持つ“世界のミイケ”だが、そのグローバルな評価はまさに規格外。北島直明プロデューサーが「ハリウッドの住人たちが当たり前のように監督のことを“マスター”と呼び、映画の原体験として強烈なリスペクトを抱いている」と語る通り、海外の映画関係者にとっても三池監督はまさに“レジェンド”そのもの。本作で出演を果たしたリリー・ジェームズも「映画史の中でも素晴らしい監督。大ファンなので参加できて本当に光栄」と溢れる敬意を明かすなど、国境を越えて熱烈なラブコールが絶えない。
しかし、そんな世界的熱狂の渦中にありながら、海外の映画人たちが口をそろえて頭を悩ませてきたのが「監督の連絡先が全く分からない」という異例の事態だ。デジタル全盛の現代において、三池監督は「SNS を一切やらない」という徹底したアナログスタイルを貫いている。そのため、海外のプロデューサー陣が「ミイケと仕事がしたい!」と熱望してオファーを模索しても、その連絡先を割り当てることすら至難の業だったという。OLM の坂美佐子プロデューサーは「2024 年にハリウッド大手エージェンシーの CAA と契約し、そのリリースを出したあたりから海外からの問い合わせが増えた。海外の映画人からの監督への評価が高いのは肌で感じているし嬉しい限り」と振り返るが、それ以前はまさに海外映画人たちの間で“どうやって三池崇史に連絡を取るか”が最大の難関となっていた。
並外れたエピソード揃いだが、映画づくりの現場スタイルもまた唯一無二の“三池流”だと分かるエピソードもある。映画撮影においてハリウッド作品では事前に綿密なミーティングを重ねるのが通例だが、三池監督の現場は瞬間のひらめきと圧倒的なライブ感で撮り進めていくスタイル。その熱量とブレない演出姿勢を目の当たりにしたリリー・ジェームズは、当初用意されていたハリウッド流の事前会議を自発的に取りやめ、「すぐ撮影に入りましょう!」と一瞬で三池監督のテンポに引き込まれていったという。また、日米のスタッフ・キャストが入り乱れる現場においても、海外チームがいる場面では「レディ、アクション!」、日本人キャストのみになると「用意、はい!」と軽やかに切り替える柔軟性とユーモアで現場を魅了。言語や国境の壁を「言葉」ではなく「映画への情熱とライブ感」で溶かしてしまうそのカリスマ性と圧倒的な現場力もまた、世界中の映画人が“マスター”と崇める大きな理由だ。
誰よりも世界中で愛され、ハリウッドの名プロデューサーやトップスターたちから神格化されながらも、本人は至って自然体かつ唯一無二。ネットの海を探しても連絡先すら見つからない孤高の鬼才・三池崇史が、時代の枠組みを超えたタッグとともに、再び世界の映画界を激震させる!
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