【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.127「あなたを連れて行く音楽の子供達・Telepathy」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.127「あなたを連れて行く音楽の子供達・Telepathy」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「あなたを連れて行く音楽の子供達・Telepathy」

大阪スリーピースオルタナグランジロックバンド・Telepathyが1st EP「Ohanashi」を再レコーディングしてリリースしました。

2024年4月の本格始動から淡々と、しかし同世代と比較しても数多くのライブを重ねている彼女達。年代を超えて多くのライブバンドから評価を積み上げて、関西の新世代オルタナティブバンドの中心になりつつあります。もちろん現在のオルタナシーンを創るレーベル・Oaikoもほっとかず大阪でのイベントに呼んでましたし、神戸や東京のバンドに呼ばれてツーマンライブの相手をしたり、海外のバンドと組むことも珍しくなくなってきました。

鉄壁と言えるような強固なオルタナ/グランジサウンドに、あのさつき(Gt.Vo)の儚さもありながら、最短距離で圧力を与えるような歌声で、音の檻に閉じ込めます。そこからブッ刺すこともあれば、昇天するような浮遊感を与えることもあるので、脱出不可能です。再レコーディングされて、彼女自身の成長は当然ですが、その歌声が際立つように聴こえてきて、より曲のドラマチックさも強まったように感じます。『せまい(2026)』は6分57秒という長尺の間に3人の個性が余すことなく詰まっていて、ライブでのキラーチューンぶりが音源でもしっかり伝わってきます。アコースティックギターで奏でる『はなうた(2026)』では最後に彼女達の新しい可能性を感じるでしょう。SNSで聴ける新曲からはキュートな側面を感じて面白いです。元々深みや激しさもありながら、どこか無垢に音楽を楽しんでいる面もあるのが彼女達らしさでもあります。とある尊敬する先輩の言うところの“音楽の子供達”になれていると思います。

そしてライブは言わずもがな良いです。あののシャウトやエフェクター踏んで音を強める姿、おかもとなな(Ba.Cho)の関西オルタナバンドの遺伝子を感じるベースの攻撃力(ベースギターと呼ばれることも)と、きどあまね(Dr)のアグレッシブなドラムで、ライブは雑念を消して没入すること間違いなしです。余談ですが、私も2度主催ライブに呼んでいます。いろんな世界から見つかり始めていて嬉しいです。これからも無垢に音楽を楽しみながら、リスナーの本能を串刺しにして、音楽の快楽に連れて行く天使のような役割を果たしてください。

インフォメーション

・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

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