【伝説グルメ】らあめん花月嵐が神話級ラーメン屋「蜂屋」とコラボ / 本当に美味しいのか実際に食べてみた

北海道旭川市において、もはや神話級のラーメン屋として君臨している「蜂屋 五条創業店」(北海道旭川市五条通7丁目右6)。その味は、地域住民のみならず、日本全国のラーメンマニアを感動させている。

北海道! あまりにも魅力的な唯一無二の蜂屋ラーメン

蜂屋のラーメンは、良い意味で極めて異質だ。ギュンギュン味覚を攻めるスッキリ醤油の塩味(えんみ)と薫り、そして強い魚介感。初めて食べる人の多くが「個性的すぎる味」と感じる。「もう食べたくない」と思う人もいるほどである。

時間が経つと「また食べたい」「食べずにはいられない」

だがしかし、このラーメンの不思議な点は、食べ終えてからにある。蜂屋のラーメンは、たとえファーストインプレッションが低評価でも、時間が経つと「また食べたい」「食べずにはいられない」と思うようになり、また食べに行ってしまうのである。

蜂屋! まさに唯一無二という言葉がマッチする味

蜂屋のラーメンは、まさに唯一無二という言葉がマッチする味。その濃さ、その鋭さ、その武骨さが、一度でも食べた人たちを魅了し続けるのである。そう、これは恋愛にも似ている作用。あれだけムカつくヤツだったのに、気がつけばほっとけない。いつの間にか、欠かせない存在となっている。それが蜂屋のラーメン。

蜂屋大好き人間である筆者が実際に食べてみた

そんな蜂屋が、人気ラーメン店「らあめん花月嵐」とコラボレーション。なんと、日本各地の「らあめん花月嵐」で蜂屋コラボラーメンが食べられるという! 販売開始日は2026年10月7日からだが、一部の先行販売店で、すでに食べることが可能。ということで、蜂屋大好き人間である筆者が実際に食べに行ってみた。

蜂屋っぽさを出したいならば玉子トッピングもアリか

店舗に行ってみると、大々的に蜂屋コラボをアピールしていた。店内の券売機で蜂屋の「蜂屋 旭川ラーメン 肉増し」(税込1240円)を購入した。当然ながら、肉増ではない普通量の「蜂屋 旭川ラーメン」(税込980円)も販売されている。より蜂屋っぽさを出したいならば、玉子もトッピングとして購入してもよいかもしれない。

チャーシューが蜂屋よりもはるかに薄め

目の前にやってきた蜂屋コラボのラーメン。ビジュアルは、そこそこ蜂屋と似ている! 蜂屋のラーメンは漆黒に近いダークな茶褐色のスープが湖面を覆っているが、そのビジュアルにとても近い印象を受ける。目視で確認した限りでは、チャーシューが蜂屋よりもはるかに薄めに見えるが、実際はどうなのだろうか。

蜂屋とは完全に別物! 蜂屋的な要素あるおいしい豚骨ラーメン

食べてみる。箸でスープに沈む麺をサルベージ。イイ感じの薫りだ。さっそく ビュルルルッ! ビュルルルルーッ! っと麺をススってみる。おおおっ! うまい、とてもうまい! とてもうまいが、蜂屋とは完全に別物だ。あくまで「蜂屋的な要素を少し含んだおいしい豚骨ラーメン」と理解した。

ラーメンとして大正解なチャーシューだが

スープはビジュアル的に蜂屋感があるが、味的には蜂屋感がない。クリーミィーで旨味と甘味が濃い、おいしい豚骨ラーメンのスープといえる。蜂屋にある独特な「塩味(えんみ)感」「スッキリ醤油感」「パワフルな魚介感」は皆無である。特に魚介由来の鋭い味がない。チャーシューは極薄で、箸でつまむと砕け散る個体もある仕上がり。これはこれで実においしい。ラーメンとして大正解なチャーシュー。

だが蜂屋感は皆無だ。蜂屋のチャーシューは良い意味でドライでパサつきがあり、それをスッキリ醤油と鋭い魚介感あふれるスープが「ヤミツキなるチャーシュー」に仕上げる機序が存在するが、このコラボラーメンにそれはない。だがしかし、「らあめん花月嵐」と蜂屋のコラボが失敗したとはいえない。

「らあめん花月嵐」がコラボした極めて完成度が高いラーメンたち

「らあめん花月嵐」は蜂屋そのもののラーメンを販売しているのではない。あくまで蜂屋とコラボした独自のラーメンを販売しているのである。ときに「らあめん花月嵐」が他店とコラボすると、極めて完成度が高いラーメンを販売してきた。そのなかには「本家と同じ味では!?」「本家を超越したおいしさでは!?」と思えるものも多数あった。「らあめん花月嵐」の技術力が凄まじく優秀なのである。

それゆえ、今回も蜂屋そのものの味を「らあめん花月嵐」で体験できると勘違いしている人は多いかもしれない。筆者もそのひとりだった。でも違う、そうじゃない。今回は、あくまで蜂屋とコラボした「らあめん花月嵐」独自のラーメンなのである。

うまいラーメン度はどれくらいかと聞かれたら 80%

今回の「らあめん花月嵐」と蜂屋のコラボラーメン、実際に食べた感想として、蜂屋度がどれくらいと聞かれたら 2% と答える。しかし、うまいラーメン度はどれくらいかと聞かれたら 80% と答える。なので蜂屋と同じ味、近い味を求めて食べに行かないほうがいい。食べに行くならば「蜂屋的な要素を少し含んだおいしい豚骨ラーメンを食べに行く」と思って行ったほうがいい。

蜂屋と旭川観光経済に与える「らあめん花月嵐」の貢献度は大

何度も言うが、間違いなくおいしいラーメンである。しかし蜂屋感はないに等しいので、本当に蜂屋のラーメンが食べたかったら、北海道に行くべきである。……しかし、これも重複していうが、今回のコラボがダメとは言わない。「らあめん花月嵐」のおかけで蜂屋を知った人、改めて蜂屋に行きたいと思った人は少なからずいるはずだ。

今回のコラボによる、蜂屋と旭川観光経済に与える「らあめん花月嵐」の貢献度は大きい。ごちそうさまでした!

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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