【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.122「1/17に神戸でワンマンライブするバンド、ハイグレードピーマンズ」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.122「1/17に神戸でワンマンライブするバンド、ハイグレードピーマンズ」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「1/17に神戸でワンマンライブするバンド、ハイグレードピーマンズ」

最近出会った神戸バンドの話をさせてください。愛の物語を歌う情熱系ロックバンド・ハイグレードピーマンズというバンドです。

先月ライブレポートの現場に入った時に出会いました。あらた(Ba)とはもう1つのバンドのほうで接点があったので名前は知っていましたが、聴けずじまいで迎えたこの日、ライブレポートは主催の1組のみの担当だったので、彼らのライブは普通に見ていたのですが、圧倒されました。全体に広がっていく愛のこもったメロディとMr. Lawrence(Vo)の歌声と色気と迫力があります。こう書くとそういうバンドは多いと言われそうですが、彼の醸し出す雰囲気はまた1つ上のステージを感じさせて、責任感のある渋みも無垢な少年性もあって、年齢や世代とかではないなと思います。もちろん楽曲もパワーがあり、それでいてロマンチックさも充満しています。気付いたら歌詞にベイビーが入っているそうですが、その言葉が似合います。

8月28日に初のミニアルバム「神戸の街まで」をリリースしました。「正しさなんて」はあらゆる障害物が吹っ飛んでしまうラブソング。聴いているうちに視線が上を見上げ、月に咲く一輪の花を探してしまいます。個人的に正論というものは社会でそこまで意味をなさないというか、正論があってその先に何を作るかが大事だと考えているのですが、それはロックバンドというロマンの塊のような存在もまたそうなんじゃないかと、この曲を聴いて思いました。最後を締める「愛しのベイべー」は柔らかな愛を感じさせ、いつの時代も変わらない36度の体温の交換の感触が残ります。そのままハッピーに終わるかと思いきや、最後は儚さを感じさせて終わるのが、日常の愛しさを倍増させる曲です。

そしてアルバムタイトルにもなっている「神戸の街まで」はホーム神戸の夜を時に見下ろし、時に見上げ、その街に生きる自分と、その周囲へ贈るラブソングだと思いました。この曲を持って、彼らは全国8カ所を巡るツアーを開催しています。ツアーファイナルは1月17日、神戸太陽と虎でのワンマンライブです。1月17日は阪神・淡路大震災が発生した日です。その日に今もなお震災復興の手助けを行う太陽と虎でワンマンライブをすることを許されたのが、ハイグレードピーマンズです。全国各地からもらってきた愛を神戸に届け、さらなる愛として届ける日になるでしょう。愛の儚さと強さを知るロックバンドの姿を、あなたの街から追いかけましょう。

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