『トイ・ストーリー5』リリーパッドの日本版声優・広瀬アリス インタビュー「“感情の引き出し”を使いながらお芝居していました」

おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃのかけがえのない絆をドラマティックに描き、世界中の観客を感動の渦で包み込んだディズニー&ピクサーの大傑作「トイ・ストーリー」シリーズの最新作『トイ・ストーリー5』が歴史的な記録を残し大ヒット上映中です。

公開初週末3日間の動員数は164万人、興行収入は24億1510万円を記録し、社会現象的大ヒットとなった『アナと雪の女王2』(最終興収133.7億円)や『ズートピア2』(最終興収157.4億円)を抜き、実写も含めたこれまでに公開された洋画作品のオープニング史上歴代No.1という驚異的な数字でスタートする歴史的な快挙を達成!公開2週目、3週目もその勢いは止まらず、ディズニー作品歴代最速で興行収入72億円を突破する快挙を成し遂げた!また、全世界の興行収入は現在までに9億5753万7644ドル、日本円で1541億6356万円を突破するなど、名実共に“シリーズ最高の物語”に世界中で大絶賛の嵐が巻き起こっています。(※7月21日時点)

物語のキーを握るのが最先端タブレットの「リリーパッド」。日本版声優を務める広瀬アリスさんにお話を伺いました!

──映画とても素晴らしかったです。「トイ・ストーリー」シリーズとの思い出はどの様なものがありますか?

めちゃめちゃ観ていました。『トイ・ストーリー』の時は2歳だったのでさすがにリアルタイムではないのですが、『トイ・ストーリー2』からずっと映画館で拝見していて、ただのいちファンでした。なので、今回こうして声優を務めさせていただけるなんて、人生何が起こるか分からないなと感動しています。ワールドプレミアにも参加させていただき、本場の熱量やエネルギーも感じることが出来ましたし、「たくさんの方に観ていただきたい!」という気持ちが高まりました。

──推しキャラクターはいらっしゃったんですか?

ボー・ピープが好きでした。子供ながらに「なんてセクシーな大人の女性なんだ」と思って。色気とは、美しさとはこういうものなんだなって。カッコよくなった今のボーも大好きです。
当時は、「トイ・ストーリー」シリーズのおもちゃは高くて買ってもらえなかったのですが(笑)、大人になった今色々ゲット出来ることが嬉しいですね。収録の時もモニター横にウッディとバズが置いてあったので癒されていました。

──広瀬さんが最初にリリーパッドに感じた印象と、演じていく上で変化していった部分はありますか?

最初はジェシーたちの心情的には悪者というか、敵役という印象があったのですが、リリーパッドにはリリーパッドの正義があって。「ボニーに友達を作らせてあげたい」という気持ちが一番にあって「今の時代の友達の作り方はこれだ!」という想いがあるからこそ、おもちゃたちとは対立してしまうんです。そんな色々な側面がリリーパッドの魅力だなと思います。

──全員ボニーのことを一番に想っているのに噛み合わない所がもどかしいですよね。

「もう早く話し合いなよ!」と思います(笑)。でもそのてんやわんやさが面白くて大好きなんです。

──演じる上でどんな所を工夫しましたか?

「あまり悪者にならないように」と最初に言われました。「こんにちは。私はリリーパッド」というデフォルトの音声をまず収録したのですが、最初はもっと声を低くしたり、最新タブレットらしい声を用意していったんです。でも「あまり作りすぎないでください」と言われて、一気に自分のプランが崩れて混乱もしたのですが、必死に食らいついて頑張りました。

──広瀬さんはこれまでも声のお仕事をされていて、どれも本当に素敵ですが、本作ではどんな楽しさや難しさがありましたか?

「声優」という職業は本当にプロフェッショナルで素晴らしいお仕事だと思いますし、私自身アニメが好きなので余計にリスペクトの気持ちがあります。だからこそ、普段のお芝居との違いに苦労するのですが、逆に役者だからこそのアプローチで頑張ろうと挑みました。普段生きていて怒った時の感情を心の中に留めておいて、怒りの感情が必要な時にはその引き出しを開ける…という感じで、自分の感情を使いながらお芝居していたと思います。

──本作は幅広い年齢の方に刺さるストーリーとなっていますよね。改めて「トイ・ストーリー」という作品の魅力をどんな所に感じますか?

自分が子供の時に観て、大好きだったもの、楽しかったものって子供達に見せたいと思いますよね。私の両親も「めちゃくちゃいい!」と思ったからこそ映画館に連れて行ってくれたと思うので。その優しさというか、勉強以外で学ぶことってたくさんあるなと思います。良いものというのはしっかりと、自分の子供であったり、後輩、下の世代にどんどん受け継いでいきたいなと思いますし、作品以外でも、ハマった健康グッズを「これめっちゃいいから!」ってたくさんあげちゃったりもします。

──本作ではボニーの成長の葛藤や、お友達との付き合い方といったものが描かれていますが、広瀬さんご自身にはそういうご経験はありましたか?

私は子供の頃、流行とかに興味が無くて、ボニーの様に周りの目が気になってしまうという経験は無かったんです。ただ、自分がみんなと違うと感じたのは、芸能界に入ってからの体型維持です。元から細い子が8割9割なんですよ。私は太らない様に頑張ってご飯を我慢しているのに、たくさん食べている子が細くてすごく焦ってしまったり。でも大人になって、健康に気を付ける様になったら自然と体型も落ち着いてきて。そういうティーンの時代の悩みや葛藤というのは多くの人に共通していると思いますし、だからこのストーリーが刺さるんだなと感じます。

今回「友達の作り方」ということも大きなテーマになっていて、道具、アプリ、AIなど便利なもので友達作りも簡単になったけれど、だかこらこその「変わっちゃいけないもの」の大切さが描かれています。おもちゃたちの冒険を楽しみながら、たくさんのメッセージを受け取れる作品ですのでぜひ楽しんでください!

──今日は素敵なお話をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

ヘアメイク
漢字表記:面下伸一(FACCIA)
ローマ字表記:Shinichi OMOSHITA(FACCIA)

スタイリング
漢字表記:沢田結衣(UM)
ローマ字表記:Yui SAWADA(UM)

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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